今夏にリヴァプールへと加入したアリソン [写真]=Liverpool FC via Getty Images
今夏にリヴァプールへと移籍したブラジル代表GKアリソンが、移籍の舞台裏の一端を明かしている。イギリスメディア『スカイスポーツ』が、22日付で報じている。
移籍金はGK史上最高額の6700万ポンド(約98億5700万円)と伝えられているアリソンは、移籍に際して同胞にアドバイスを仰いでいたようだ。同選手は、新たに同僚となったブラジル代表FWロベルト・フィルミーノと交わした会話の内容の一部を明かしている。
「移籍の話が本格的に始まる前に、僕は彼と話をしたんだ。交渉が公式なものになったとき、僕はまた彼と話をした。このクラブと街についての良い話しか聞かなかったし、彼は本当に家にいるような感覚だと言っていたよ」
「彼はファンに愛されていて、チームメイトたちにも人気がある。彼は、もし僕が来てくれるなら本当に幸せだ、と言ってくれたんだ」
また、アリソンはフィルミーノ以外のブラジル代表選手ともコンタクトを取り、プレミアリーグ参戦にあたって情報収集を行っていたことにも言及している。
「プレミアリーグでプレーしている全てのブラジル代表の選手たちに、リーグの様子とプレースタイルを尋ねたんだ。それはテレビで確認できることのひとつだけど、毎日それに関わっている選手たちにとってはまた違った話になってくるだろう」
「良い話しか聞かなかったよ。例え最も大きなリーグではなかったとしても、プレミアリーグは世界で最も大きなリーグのひとつであり、とても競争力があって、僕にはエキサイティングなものに感じたんだ」
大きな期待と共にリヴァプールへと迎えられたアリソン。ブラジル代表でも守護神を務める名手は新たなリーグに適応して持てる実力をフルに発揮し、クラブにとって積年の課題とされてきたゴールキーパー問題を解決へと導く存在となることができるだろうか。