大一番を迎えるチェルシー…コンテが敵将クロップへの敬意を示す

　チェルシーのアントニオ・コンテ監督が、リヴァプールのユルゲン・クロップ監督に大きな敬意を抱いていることを明らかにした。4日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

　暫定5位のチェルシーは、6日に行われるプレミアリーグ第37節で暫定3位のリヴァプールと対戦する。現在1試合消化試合数の多いリヴァプールとの勝ち点差は「6」。今シーズンは残り3試合となり、この一戦に敗れればチャンピオンズリーグ（CL）出場圏内となるトップ4フィニッシュの可能性が限りなく難しくなってしまう。

　CL出場権獲得へ大一番を迎えるコンテ監督は、今シーズンのCLで決勝に進出を果たしたリヴァプールのクロップ監督をリスペクトしていると語った。

「彼（クロップ監督）はサッカーのためにあらゆる場面で素晴らしい情熱を見せる。ユルゲンには大きな敬意を抱いている。試合中の仕草を見てもわかるが、彼は試合中に選手たちを助けようとしている」

「ファンはこのような振る舞いを気に入っていると思う。でも、このような状況を作り上げるには自分がそうならなくてはいけない。ファンが好きだから激しい情熱を見せるのではなく、過去から、現在、そして未来も自分がそういう人でなくてはならない」

「どんな状況でも、自分がどのような人間であるかを示すには自然体であることが必要。重要なことは自分の振る舞いや特徴を変えないことだ。そうでなければ、偽物になってしまうからね」