2018.04.03

監督を解任出来ない理由とは? チェルシーが抱える問題点が明らかに

アントニオ・コンテ
解任が囁かれているコンテ監督 [写真]=Getty Images
サッカー総合情報サイト

 チェルシーは今夏、15年間クラブのオーナーを務めているロマン・アブラモヴィッチ体制で最大の問題に直面するかもしれない。2日、イギリス紙『テレグラフ』が伝えている。

 1日に行われたプレミアリーグ第32節でチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を争っている4位トッテナムとの直接対決に敗れ、シーズン9敗目を喫した5位チェルシー。今シーズン、すでにCLはベスト16で敗退し、カラバオ・カップ(フットボールリーグ・カップ)も準決勝で敗退。タイトル獲得の可能性が残っているのは準決勝まで勝ち進んでいるFAカップのみとなっている。

 これらの成績から解任の声も挙がっているアントニオ・コンテ監督は、移籍市場での決定権がないことなどについてクラブ首脳陣への不満を公言したこともあり、両者の関係は悪化の一途をたどっている。しかし、チェルシーは同監督を簡単には解任出来ないようだ。

 チェルシーはコンテ監督の契約が残った状態で解任をした場合、違約金に900万ポンド(約13億円)を支払わなければならない。一方の、コンテ監督はこの違約金があることも影響して、辞任をすることは考えていないと語っており、監督を変えるためには大きな出費が必要となる。

 また、チェルシーにとっては中心選手であるベルギー代表GKティボー・クルトワと、ベルギー代表MFエデン・アザールの契約延長交渉が進んでいないことも悩みの種となっているようだ。

 特に、クルトワの契約は現在2019年6月30日までで、今夏には残り12カ月となってしまう。一方、アザールの契約は、2020年6月30日までとまだ2年あるが、レアル・マドリードからの関心は絶えず続いており、移籍の可能性が伝えられている。

 また、チェルシーはクラブ方針として30歳以上の選手とは、1年間の契約延長オファーしか提示しない。このことから、スペイン代表MFセスク・ファブレガス、同代表FWペドロ・ロドリゲス、イングランド代表DFガリー・ケイヒル、ブラジル代表DFダヴィド・ルイスらの去就が不透明になっている。さらには今冬加入したフランス代表FWオリヴィエ・ジルーの契約も今夏には残り12カ月となる。

 これに加えて、現在レンタル移籍中のベルギー代表FWミシー・バチュアイや、フランス代表DFクルト・ズマなどがチームに復帰するかという問題も抱えている。

 これらの去就や新契約がまとまらない理由として、10年間クラブに帯同し、2011年からテクニカルディレクター(TD)を務めていたマイケル・エメナロ氏がシーズン途中に辞任したが、後任が未だに決まらないこと。さらには、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場が困難となっていることなどが挙げられている。

 TDが空席となっていることで、今夏の補強方針も決まらないチェルシーは、今シーズンの成績以上の問題を抱えているようだ。

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