移籍が噂されるも、チームでの役割を果たしたジャンにヘンダーソンは賛辞を送った [写真]=Getty Images
リヴァプールに所属するドイツ代表MFエムレ・ジャンの去就について、同クラブで主将を務めるイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンがユーモアを交えてコメントした。31日付のイギリス紙『デイリー・エクスプレス』が報じている。
ジャンとリヴァプールの契約は今シーズン限りとなっているが、今もなお新たな契約は締結されていない。現行の契約期間は残り半年を切っており、今シーズン終了後にフリーでユヴェントスへ移籍する可能性が取り沙汰されている。
去就問題が注目を浴びるなか、ジャンは30日に行われたプレミアリーグ第25節ハダースフィールド戦で先発出場を果たす。すると先制点を挙げる活躍を披露し、敵地での3-0の勝利に貢献した。
試合後のインタビューでも契約問題について尋ねられたジャンは、「もう100回と同じことを言っているけれど、僕にはリヴァプールとの契約が残っていて、代理人がまだこの問題に取り掛かっていないだけだよ」とコメント。リヴァプールでのプレーに専念していることを強調した。さらに隣にいたヘンダーソンも、「もしこういうマン・オブ・ザ・マッチ級のパフォーマンスを続けてくれるのなら、契約の話なんてどうでもよくなっちゃうよね」と、冗談交じりに同選手を称賛した。
リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督もハダースフィールド戦前に、「エムレ(・ジャン)のような振る舞いを続けてくれる限り、私は全く不満などない。彼は全力を尽くしているし、クラブと一体となって戦っている」と語るなど、ジャンのチーム内での評価に変化はない。ただし、新たな契約締結が発表されるまで移籍騒動は収まりそうもなく、ファンにとっては不安な日々を過ごすことになりそうだ。
(記事/Footmedia)