チェルシーの補強方針について語ったアザール [写真]=Getty Images
チェルシーに所属するベルギー代表MFエデン・アザールが、今冬の補強方針について懐疑的な意見を述べた。23日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
チェルシーは今冬、新たなFWとして前線で起点となれる“ターゲットマン”の獲得を狙っている模様だ。
ウェストハム所属の元イングランド代表FWアンディ・キャロルや、ストーク所属の同FWピーター・クラウチ、さらにはバーンリー所属のイングランド人FWアシュリー・バーンズといった選手が候補に挙がるなか、現時点ではローマに所属するボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表FWエディン・ジェコが最有力だと見られている。
しかし、チェルシーのファンはこの補強方針に不満を示しているという。そしてチームのエースであるアザールも、新たなFWは必要ないとの見解を示した。
「ターゲットマンなど要らないね。今シーズン、1番強いのはマンチェスター・Cだ。彼らのFWは小さいだろう? 簡単な話さ。ロングボールでプレーしたいなら背の高い選手が必要だけど、パスを回したいのなら小さい選手が必要なんだ」
また、チェルシーの補強方針に驚いているのはファンや選手だけではない。クラブOBの元イングランド代表FWクリス・サットン氏は、今冬にアーセナルからマンチェスター・Uへ移籍したチリ代表FWアレクシス・サンチェスを引き合いに出し、ワールドクラスの選手の獲得を望んでいることを明かした。
「正直、チェルシーが狙っている選手のレベルに驚いたよ。サポーターとしても、クラブを次のレベルに引き上げることのできる選手の移籍が見たいけど、現状そうではないようだね。先週までサンチェスを狙っているという話だったけど、今では違うみたいだ」