激しく火花をちらすコンテ監督(左)とモウリーニョ監督(右) [写真]=Getty Images
チェルシーを率いるアントニオ・コンテ監督は、マンチェスター・Uの指揮官ジョゼ・モウリーニョ監督から受けた言葉の暴力について「忘れることはない」と言及した。イギリスメディア『BBC』が伝えている。
モウリーニョ監督は4日、コンテ監督について「タッチライン上でピエロのようなふるまいはしない」、「八百長で資格停止処分を受けたことなんて私はないし、これからも絶対に受けないだろう」と挑発的な言葉を投げかけた。その後モウリーニョ監督は、“ピエロ発言”については弁明したものの、“八百長発言”に関しては釈明を行っておらずコンテ監督の怒りを買った。
コンテ監督は「彼は小さな男だよ」と手厳しく批判。「モウリーニョ監督は深裂な言葉を使った。私は今回の件を忘れることはない。これはクラブ同士の問題ではなく、私と彼の問題だ。今後この話はしたくない」
コンテ監督とモウリーニョ監督の“舌戦”は今回だけではない。『BBC』は2016年まで遡り、両者の激しい衝突の様相を紹介している。
■2016年10月23日
チェルシーがホームでマンチェスター・U相手に4-0で勝利した後、コンテ監督は「誰も私のマネしてをバカにしたりしない」と発言。
■2017年2月12日
モウリーニョ監督が「ディフェンシブなチーム」であるチェルシーを捕まえることはできないと公言すると、コンテ監督は「彼のジョークは好きじゃないんだ」と応戦した。
■2017年3月14日
FAカップ準々決勝でマンチェスター・Uがチェルシーに0-1で敗れた後、モウリーニョ監督は「私がまだナンバーワンの監督だ」と古巣のファンに投げかけた(モウリーニョ監督は、これまで2度チェルシーの監督として指揮を執っている)。
■2017年7月29日
コンテ監督はプレミアリーグを制覇すると、「モウリーニョのようなシーズンは避けなければいけない」と前任者の失敗を揶揄した(モウリーニョ監督はチェルシーでリーグ戦を制した翌年、成績不振を理由に解任された)。
■2017年10月19日
コンテ監督がモウリーニョ監督に「自分自身を見つめ、古巣について話すべきではない」と忠告。