抱擁し合うクロップ監督とコウチーニョ [写真]=Getty Images
リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が、ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョのバルセロナ移籍決定についてコメントを残した。クラブ公式サイトが6日に伝えている。
昨夏からコウチーニョの獲得を強く望んでいたバルセロナ。6日、ついに1億6000万ユーロ(約217億円)の移籍金で交渉を成立させ、同選手と5年半の契約を結んだ。移籍の締結に落胆する様子を隠しきれないクロップ監督は、コウチーニョのリヴァプール残留を説得するために「できることは全てやった」と語った。
「良い友人であり、素晴らしい人間であり、ファンタスティックな選手であるフィリペ・コウチーニョに別れを告げるのは簡単なことではない。7月にバルセロナが関心を示してから、フィリペがこの移籍を望んでいたことは秘密ではなかった。彼は私にもオーナー陣にも、チームメートにもこの移籍を切望していたことを話していたよ」
「それにもかかわらず、我々は彼がここに残留してくれるように説得できることを願った。それによって夏の移籍市場では彼を残留させることはできたんだ」
「我々はフィリペがこれからもリヴァプールでプレーするためにできることは全てやってきた。しかし、彼と彼の家族の将来はすでに100%バルセロナへと傾いていたんだ。これは彼の夢で、我々には彼を引き留められるだけのものが何もなかった」
「リヴァプールはこれまでにもキープレーヤーを放出してきたが、クラブは常に前へ進んでいる。どれだけ多くのクラブが彼らの獲得を望んでいようとも、リヴァプールの心と魂は何も変わらない。クラブは更なる成長を目指し続ける。私は今ある才能を信じ、オーナー、選手とともに、より多くの成長とより多くの改善に努めるよ」