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モイーズ氏、あくまで「第一希望はクラブの指揮」も代表監督の可能性は否定せず

2017.10.14

代表監督就任の可能性に言及したモイーズ氏 [写真]=Getty Images

 現在空席となっているスコットランド代表監督の有力候補の一人と目されているデイヴィッド・モイーズ氏が、母国を率いる可能性について語った。イギリスメディア『BBC』が、13日に報じた。

 モイーズ氏の母国でもあるスコットランド代表はFIFAワールドカップ ロシア 欧州予選での敗退が決定し、12日にゴードン・ストラカン監督の退任が発表されていた。

 かつてエヴァートンやマンチェスター・Uの監督を務めたモイーズ氏だが、クラブが降格した責任を取って昨シーズン終了後にサンダーランドの監督を辞任してからはフリーとなっており、母国の次期代表監督候補の一人とみられている。

 そんな中で同氏は現在の心境を語り、「代表監督就任のチャンスを拒絶する者はいないだろう。だが、就任するなら適切なタイミングでなければならないとも思うよ。私の第一希望はクラブチームの指揮に戻ることだ。しかし、もしスコットランドが話し合いの機会を設けたいのであれば喜んで手助けがしたいし、彼らが言いたいこと、私が伝えたいことを共有したいね」と、あくまでクラブチームの指揮を執ることを希望しながらも、代表監督就任の可能性は否定しなかった。

 モイーズ氏は次の代表監督は母国出身者であるべきだと考えているようで、「スコットランド代表は海外からの監督を招いたこともあるが、私は今でもスコットランド人の監督が最善の選択だと考えているんだ。母国出身の監督が代表チームを指揮する。それが世界共通のルールになってほしいと望んでいるよ」と、外国人監督の就任には否定的なスタンスを取っているようだ。

 また、モイーズ氏はユーロ2020の予選が始まる前に国際親善試合で積極的に若い選手を試すべきだという持論を展開。「スコットランドは過去数年にわたって、信じられないほどの才能を持った選手たちに恵まれてきた。だが、現在我々はさらに若い選手たちに世代交代を行おうとしている。来月に本当の意味で勝負をかけるような試合がないのなら、そこで若い選手たちにチャンスを与え、どのようなプレーができるのか見てみるべきじゃないかな」と語り、早い時期に戦力の選定を進めるべきだという見方を示した。

 近年は結果を残せていないモイーズ氏だが、長年指揮を執ったエヴァートンでは若手の育成、発掘に長けたところも示していた。スコットランドサッカー協会とモイーズ氏、双方の動向に今後も要注目だ。

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By サッカーキング編集部

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