
今シーズンのチェルシーは、スペイン人選手の影響力が大きくなっているようだ。25日付のイギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
チェルシーは、今シーズンのプレミアリーグ第6節終了時点で12ゴールを決めている。そのうち、10ゴールがスペイン人選手によるものだという。これは、約83パーセントが同国出身選手によるゴールということになる。この記録は、リーガ・エスパニョーラのどのクラブよりも高い数字で、同リーグの中でスペイン人選手による得点が一番割合の高いチームは、13ゴール中8点のレアル・ソシエダとなっている。
チェルシーの12ゴールの内訳としては、FWアルバロ・モラタが、23日のストーク戦でハットトリックを達成するなど、開幕から6試合で6ゴールを記録。さらには、DFマルコス・アロンソが2ゴール、MFセスク・ファブレガスとFWペドロがそれぞれ1ゴールを決めている。他に、得点を決めているのは、ブラジル代表DFダヴィド・ルイスとフランス代表MFエンゴロ・カンテのそれぞれ1ゴールのみとなっている。
そして驚くべきことに、直近16ゴールのうち15ゴールがスペイン人選手によるアシストから生まれている。この中でも、モラタはDFセサル・アスピリクエタのアシストから4ゴールを決めている。これは、欧州の主要5大リーグの中で一番のホットラインとなっている。これらの記録から見ても、チェルシーではスペイン人選手のチームへの影響力が大きくなっていることが明らかになっている。
今夏加入したモラタが、すぐにチームに適応できたのには、スペイン人選手による影響が大きかったのかもしれない。