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クロップ監督、新チームに手応えも「長い、長い旅が待ち受けている」

2017.07.31

プレシーズン好調のリヴァプールを率いるクロップ監督 [写真]=Getty Images

 今夏のトップターゲットとされる選手の獲得には至っていないリヴァプールだが、ユルゲン・クロップ監督はプレシーズンの戦いぶりからチームが大幅に強化されたと考えているようだ。地元紙『リヴァプール・エコー』が報じている。

 相思相愛とも噂されていたギニア代表MFナビ・ケイタは所属するライプツィヒ側に移籍金の額に関わらず売却する意志がなく、リヴァプールは今夏の獲得を断念したと報じられている。

 サウサンプトンのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクの交渉にも進展はない模様だが、エジプト代表MFモハメド・サラー、U-21イングランド代表FWドミニク・ソランケ、スコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンといった選手の獲得はポジティブな材料だ。

 7月29日に行われたヘルタ・ベルリンとのプレシーズンマッチでは、新戦力のサラーとソランケにゴールが生まれ3-0で快勝。「我々はまだ将来的に求めている姿になれてはいないが、プレシーズンとはそこに近づくためにあるものだからね」とクロップ監督は話している。

「我々にはこれから長い、長い旅が待ち受けているからね。今は本当に精一杯努力する必要がある。現在ここにいる誰もがポジティブに調和しているように見えるのが嬉しいし、そうでなくてはならないんだ。新しく加わった選手たちは皆が考えていたよりも優れているんじゃないかな!私は早い時期に昨年のスカッドからチームを構築したいと言ったと思うけど、我々がやろうとしていることはまさにそれなんだ」と語るクロップ監督は、現在のチームに一定の手応えを感じている様子だ。

 しかし、当然ながらライバルたちへの警戒感も薄まってはいないようだ。「現時点ではハッピーだよ。ケガ人があまりいないことは最高のニュースさ。選手たちがフィットすることが重要で、それが我々をさらに強くしていくからね。残念ながら、イングランドの他のチームは非常に強い。だからこそ、我々には自分たちの限界まで成長していく以外の選択肢はないんだ」と続け、選手たちのポテンシャルを引き出すための努力を続けていく姿勢を示した。

 既にケイタの獲得は断念したとされるリヴァプールだが、今後クロップ監督が望む選手の獲得は実現するのか。あるいは、今いる選手たちの成長を促してチーム力の向上を図るのか。ドイツの知将率いるリヴァプールの今後の動きからは、まだまだ目が離せない。

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