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ルーニーと入れ替わりで退団も…クーマン監督「バークリーの状況は不透明」

2017.07.14

今夏での移籍が噂されているバークリー [写真]=Getty Images

 エヴァートンを率いるロナルド・クーマン監督が、イングランド代表MFロス・バークリーの将来は不透明であることを認めた。地元紙『リヴァプール・エコー』が13日に報じている。

 13年ぶりの古巣復帰となったイングランド代表FWウェイン・ルーニーをはじめ、アヤックスのキャプテンを務めていたオランダ代表MFダフィ・クラーセンやU-21イングランド代表GKジョーダン・ピックフォードを獲得するなど、今夏は大型補強を敢行しているエヴァートン。現在アフリカで行われているプレシーズンツアーに帯同しているクーマン監督も、同メディアに向けて新チームに対する確かな手応えを語っている。

 その一方で、以前から移籍の噂が絶えないバークリーは今回のプレシーズンツアーを欠席。公式には股関節の負傷によるものとされているが、この欠場がさらなる憶測を呼ぶ火種となっている。

 昨シーズンはリーグ戦36試合に出場し5得点9アシストをマークする活躍を見せるも、遅々として進まない契約延長の交渉に業を煮やしたクーマン監督から「新契約にサインするか、チームを去るか選んでほしい」と迫られ、プレミアリーグが終了するまでに結論を出すよう求められた。しかし、それから2カ月が過ぎた現在でも未だにバークリーの去就は定まらないままだ。

 そんな中でクーマン監督は「今は不透明な状況」であると語り、「彼はフィットしていない。それが今回チームに同行しなかった理由だ。我々は彼がフィットした状態で戻ってくるのを目にすることになるが、現在彼が置かれた状況は誰もが知っている。どうなるか見てみよう」と述べ、移籍の可能性が残っていることを示唆している。

 バークリー不在のプレシーズンツアーにおいて、エヴァートンの下部組織出身でもあるルーニーが復帰初戦となる試合でさっそく移籍後初得点を決め、その喜びを語っている。かつてエヴァートンの下部組織が生んだルーニー以来の逸材と謳われた生え抜きのイングランド代表MFは、先輩と入れ替わる形でチームを去ることになってしまうのだろうか。

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