国際親善試合を戦ったフランス代表(左)とイングランド代表(右) [写真]=Getty Images
国際親善試合が13日に行われ、フランス代表とイングランド代表が対戦した。
試合はアウェイのイングランドが先制するものの、フランスが前半に2点を奪い返し逆転に成功。後半に入りフランス代表DFラファエル・ヴァランがレッドカードで退場になってしまったが、その後両チームとも1ゴールづつ奪いフランスがイングランドに競り勝った。
イギリスメディア『BBC』が14日付けで両チームを採点、発表している。イングランドで最高点を記録したのはトッテナム所属のFWハリー・ケインを始め、DFキーラン・トリッピアーとDFライアン・バートランドの3選手、「7」点をつけられた。
一方、勝利したフランスの最高点はMFウスマン・デンベレの「9」点。マン・オブ・ザ・マッチにも選出された。
採点、コメントは以下の通り
▼イングランド(3-4-3)
トム・ヒートン(GK)…「6」
バーンリーのGKは不運だった。ジルーのシュートを二つ止め止めたが、3つのゴールを許してしまった。
フィル・ジョーンズ(DF)…「6」
イングランドのDF陣の中で、もっとも安定していた。今日の試合は彼にとって不名誉なものだった。
ジョン・ストーンズ(DF)…「5」
ひどい夜だったが、今日の試合を覚えておかなければならない。フランスの素晴らしい攻撃に苦しめられた。
ガリー・ケーヒル(DF)…「5」
チェルシーで見せていたパフォーマンスを披露できなかった。フランスのファーストゴールを導いたジルーを見失った。
キーラン・トリッピアー(MF)…「7」
このトッテナムの選手にとって素晴らしい夜になった。堅実に、そして安全にプレーし、代表デビューを良い思い出にした。
ライアン・バートランド(MF)…「7」
ダニー・ローズの控えとしてプレーしたが、彼以上のクオリティーを証明した。ケインのゴールをお膳立てし、フランスのゴールに襲いかかった。
デレ・アリ(MF)…「6」
スコットランド戦より効果的に立ち回った。相手のペナルティーエリア内に何度も侵入。
エリック・ダイアー(MF)…「5」
厳しい試合の中でサポートが少なかった。ポグバの対処に苦戦を強いられた。
ラヒーム・スターリング(FW)…「5」
ケインのゴールを導くプレー。しかし、他の時間帯では思うようなパフォーマンスを見せられずに沈黙した。
アレックス・オックスレイド・チェンバレン(FW)…「4」
とてもひどい。前半は中盤で非効率的に動き回り、何度もボールを失った。
ハリー・ケイン(FW)…「7」
ナチュラルゴールゲッター。イングランドの中でもっとも危険な存在であることを証明した。今日のパフォーマンスを継続させるべき。
▼フランス(4-4-2)
ウーゴ・ロリス(GK)…「6」
バートランドのシュートを止めるなど全体的によかった。しかし、クラブでのチームメイトであるケインに2度もゴールを許す。
ジブリル・シディベ(DF)…「7」
賢いオーバーラップとFWを助ける動きを披露。前半終了間際にはゴールも決めた。
ラファエル・ヴァラン(DF)…「4」
レアル・マドリードで3度のチャンピオンズリーグ優勝を果たしたDFは、ペナルティーエリア内でアリを倒し、レッドカードを提示された。
サミュエル・ユムティティ(DF)…「6」
フランスのファーストゴールを記録。だが、ペナルティーエリアでスターリングにチャレンジしたのは危なかった。
バンジャマン・メンディ(DF)…「5」
モナコの若い才能は、次のステップへ進む準備ができている。開始21分に負傷交代してしまったのが悔やまれる。
ウスマン・デンベレ(MF)…「9」 【マン・オブ・ザ・マッチ】
素晴らしい。20歳の若者は最高の才能を見せつけた。シディベのゴールを作り出し、決勝点もマーク。
ポール・ポグバ(MF)…「8」
堂々とプレー。中盤でボールを持ちながら無駄なポジショナングがなかった。イングランドの選手たちは、誰も彼を止めることはできなかった。
エンゴロ・カンテ(MF)…「7」
常にハードワークを心がけ、自分の持ち場では適切なポジショニングで敵の攻撃をシャットアウト。チェルシーでの来シーズンが楽しみ。
トマ・ルマル(MF)…「6」
先制点の場面でFKを蹴った。そして左サイドでいくつか印象的なプレーを見せた。
キリアン・ムバペ(FW)…「8」
この若手になぜ大金が動くのか理解できた試合だった。イングランドのDF陣を混乱させ、惜しいシュートも放った。
オリヴィエ・ジルー(FW)…「5」
ボレーシュートを放ったがオフサイドの判定。ヴァランの退場に際して交代させられた。
By サッカーキング編集部
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