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元審判のウェブ氏、ダイブの新規定に「バランスを変える必要がある」

2017.05.21

現在は解説者も務めているウェブ氏 [写真]=Getty Images

 以前プレミアリーグ等で審判業をしていたハワード・ウェブ氏が、イングランドサッカー協会(FA)がシミュレーションにおける新たなルールを定めたことに対してコメントした。イギリスメディア『BBC』が20日付けで報じている。

 FAは18日、シミュレーションの反則について、遡及的な罰則を科す権限を設けることを発表。シミュレーションは故意に転倒するなどして相手の反則を装う行為。ペナルティーエリア内での選手間交錯におけるPK判定の是非など、判定を困難なものにしている。FAは「マッチオフィシャルがシミュレーションによって欺かれていることを示唆する明確で圧倒的な証拠がある」と述べ、今後の対応に注目が集まっている。

 ウェブ氏は、シミュレーションに対する遡及的な罰則の導入を支持しており、「シミュレーションに対するバランスを変える必要がある。悪質なダイバーに対してのリスクが低い」とコメント。

 同氏は、アメリカのメジャー・リーグ・サッカー(MLS)ではすでにシミュレーションにおけるビデオ判定が導入されていることを述べ、「選手は度々、わざと倒れてPKをもらおうとする。イエローカードは十分な抑止力にはなっていない。新しいルールが導入されることを祈っているよ」と、悪質なプレーに対して言及した。

 続けて「ダイブを検証する場合、5人でパネルを使って確かめるだろう。もちろんその時試合は中断します。もしそうなれば、選手がシミュレーションした後試合中に罰則が無ければ、後日に罰金等が発生する」と語った。

By サッカーキング編集部

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