チェルシーが打ち合いを制し、5連勝を飾った [写真]=Getty Images
延期分のプレミアリーグ第28節が15日に行われ、チェルシーとワトフォードが対戦した。
12日の第37節ウェスト・ブロムウィッチ戦で勝利し、2年ぶり6度目の優勝を決めたチェルシー。ホーム凱旋となった今節は、エデン・アザールとセサル・アスピリクエタを残してスタメンを9名変更し、エンゴロ・カンテ、ウィリアン、ミシー・バチュアイ、ジョン・テリーらが先発出場した。
試合が動いたのは22分。右CKでの競り合いから、こぼれ球を中央のテリーが左足で懸命に押し込んで先制点を奪った。ゴール後、今シーズン限りで退団を発表して以来初の先発出場となった闘将の目には涙が浮かんでいるようだった。
感動的なシーンとなったが、直後にテリー自身が水を差す。24分、自陣エリア内でセカンドボールに対応したテリーだが、連携ミスでゴール前の相手にボールを献上。そのままエティエンヌ・カプーにダイレクトでヘディングシュートを決められ、同点ゴールを許した。
それでもチェルシーは36分、左CKのこぼれ球を拾ったアスピリクエタが、エリア内中央で右足を振り抜き、ゴール左隅に突き刺した。試合はチェルシーの1点リードで折り返す。
後半は開始直後から動きを見せる。チェルシーは49分、ケネディが左足ミドルシュートを放つと、エリア内左でDFの裏を取ったネイサン・アケがトラップして横パスを供給。フリーのバチュアイが左足で流し込んで、リードを2点に広げた。
しかし直後の51分、ワトフォードはダリル・ヤンマートが左サイドでのパス交換から一気にエリア内左へ突破し、アケをかわして右足シュートをゴール右隅に決めた。さらに74分にはトム・クレヴァリーからのクロスのこぼれ球を、中央のステファノ・オカカが右足で押し込み、ワトフォードが同点に追い付いた。
同点とされたチェルシーだが、88分にエリア内右でボールをキープしたウィリアンが折り返すと、中央のセスク・ファブレガスが右足ダイレクトシュートをゴール左隅に決めて、勝ち越しに成功した。
後半アディショナルタイム2分には、ワトフォードのセバスティアン・プリョードルがこの日2枚目のイエローカードで退場となった。その後も両チームの小競り合いが起きたが、試合はこのままタイムアップ。ホーム凱旋のチェルシーが4-3で打ち合いを制し、5連勝を飾った。なお、これで今シーズン29勝目となり、チェルシーが2004-05、2005-06シーズンに樹立したシーズン最多勝利数に並んだ。一方、敗れたワトフォードは残留を決めているものの、泥沼の5連敗となった。
チェルシーは次節、21日にホームでサンダーランドと対戦。ワトフォードは同日にマンチェスター・Cをホームに迎える
【得点者】
1-0 22分 ジョン・テリー(チェルシー)
1-1 24分 エティエンヌ・カプー(ワトフォード)
2-1 36分 セサル・アスピリクエタ(チェルシー)
3-1 49分 ミシー・バチュアイ(チェルシー)
3-2 51分 ダリル・ヤンマート(ワトフォード)
3-3 74分 ステファノ・オカカ(ワトフォード)
4-3 88分 セスク・ファブレガス(チェルシー)
By サッカーキング編集部
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