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ヴェンゲルには抗議も無意味? 「彼らは無駄な1日を過ごしている」

2017.04.05

去就が注目されるヴェンゲル監督 [写真]=Arsenal FC via Getty Images

 アーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督は、自身の退任を求める声が大きくなっていることをまったく意に介していないようだ。4日のイギリス紙『デイリーミラー』が伝えている。

 現在プレミアリーグにおいて最長となる21シーズン目の指揮を執るヴェンゲル監督だが、退任を求める抗議活動が頻発している。4日に行われた練習でも、一部のサポーターによって、グラウンドへ向かうゲートの前に「Wenger Out」や「No New Contract」と書かれた横断幕が掲示された。しかし、同監督はこうした批判に動じていないようだ。

 5日に行われるプレミアリーグ第31節ウェストハム戦に向けて記者会見に臨んだヴェンゲル監督は、練習場に横断幕が掲示されたことについて質問を受けると、「たった3人の男がやったことだ。なぜ私がそんなことでエネルギーを浪費しなければならないんだ? 何も言うことはないが、彼らがこうして無駄な1日を過ごすのは実に好ましいことだね」とコメント。自身に怒りをぶつける一部のサポーターたちに皮肉のコメントを残した。

 そのうえで同監督は、「ファンに望むのは、チームを支えてほしいということだけだ。私は正直に、誠実に、このクラブのために働いている。どんな批判も恐れていない。これまでのように、ファンはチームとクラブを支えてほしい。私ではなくね」と語り、サポーターに団結を呼びかけた。

 ヴェンゲル監督については、クラブから新たに2年契約が提示されているという報道もあるが、ウェストハム戦でも一部サポーターによる抗議デモが行われる模様。事態が収束する気配は見えないが、クラブ全体が一枚岩となって残りのシーズンを戦い抜けるか注目が集まる。

(記事/Footmedia)

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