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英3部クラブの用具係、痛恨ミスで解雇…リーグ戦にユニを忘れる

2017.04.05

MKドンズ戦に敗北したジリンガムのホームスタジアム[写真]=AMA/Getty Images

 イングランド3部のジリンガムで働いていたキットマン(用具係)が、試合当日にユニフォームを忘れてしまい、解雇の憂き目にあったようだ。4日のイギリス紙『サン』が伝えている。

 同紙によると、解雇されたのは、昨年夏からジリンガムでキットマンとして雇われたボブ・ルウィンさん。前任のマルコム・ステッドマンさんが74歳と高齢だったため、今シーズンから新たなキットマンとして働いていた。

 しかし、1日に行われた敵地でのMKドンズ戦で、ルウィンさんはユニフォームを忘れるという大失態を犯してしまったようだ。困ったジリンガムは、相手方のクラブショップでトレーニングウェアに背番号をプリント。審判団も、それを代わりのユニフォームとして着用することを認めたという。ただし、身長206cmのGKトーマス・ホーリーは、トレーニングウェアすらも相手チームから借りる準備をしていたそうだ。

 結局、試合開始15分前になって、ユニフォームがスタジアムに到着。選手たちは、普段と変わらぬユニフォーム姿で試合に出場し、事なきを得たという。とはいえ、事態を重く見たクラブ首脳陣は3日になって、ルウィンさんの解雇を決定。ステッドマンさんが今シーズンいっぱいまでの契約で復帰することになったそうだ。同クラブを率いるエイディ・ペノック監督は、「ボブのこれまでの貢献に感謝したい」と素っ気ないコメントを残している。

 なお、ジリンガムは肝心の試合でも、開始10分で2失点を喫して、2-3で敗戦。チームとルウィンさんの双方にとって、悔やみきれない一戦となってしまった。

(記事/Footmedia)

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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