勝利を喜ぶコンテ監督(右)とアザール(左) [写真]=Darren Walsh/Chelsea FC via Getty Images
13日に行われたFAカップ準々決勝で、プレミアリーグ首位のチェルシーとFAカップ連覇を狙うマンチェスター・Uが対戦した。34分、マンチェスター・Uのスペイン人MFアンデル・エレーラが、チェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールの背後から足をかけると、この日2枚目のイエローカードを受けて退場。数的優位を生かしたチェルシーは、51分に好調を維持するフランス代表MFエンゴロ・カンテの決勝点で4大会ぶりのベスト4進出を決めた。
試合後、チェルシーを率いるアントニオ・コンテ監督はイギリスメディア『BBC』の取材に対し、アザールの受けたファウルが悪質だったと強く批判した。「アザールはキックオフ直後から意図的に狙われていたように感じる。何度も蹴られていた」と指摘すると「我々はサッカーをしたかっただけだ。彼らのやっているのはサッカーではない」と厳しく非難。「あれがマンチェスター・Uの戦術なのか?」と皮肉を交えて語った。
一方、大一番で勝利を収めたチームのパフォーマンスには満足しているようで「監督はたいして重要じゃない。選手たちがピッチの中で見せてくれたことがすべて。私自身も今日はうまく感情をコントロールし、冷静さを保てたと思う」と振り返った。
4月22日に開催される準決勝では、トッテナムとの対戦が決まったチェルシー。「残っているのはトッテナム、アーセナル、マンチェスター・C。どこもレベルが高い相手だし、トッテナムとの一戦も難しいものになるだろう。サポーターにとっても面白い試合になればいいと思う」と意気込んだ。
By サッカーキング編集部
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