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モウリーニョ、バイエルン流の補強に皮肉「毎年ライバルの主力を買っている」

2017.02.07

ドルトムントからバイエルンに移籍してきたレヴァンドフスキ(左)とフンメルス(右) [写真]=Anadolu Agency/Getty Images

 マンチェスター・Uのジョゼ・モウリーニョ監督がドイツメディア『スポーツビルト』の取材に応じ、ブンデスリーガ4連覇中で、現在も首位に立つバイエルンの選手補強について語っている。

 バイエルンはここ数年、ライバルチームであるドルトムントから主力選手を引き抜き続けている。このことについてモウリーニョ監督は、「ドイツでは夏の時点ですでにバイエルンの優勝が決まっている。彼らは毎年ライバルであるドルトムントのところへ行って、そこからベストな選手を買っているのだから」とコメントし、バイエルンの補強の特殊性を指摘。

 さらに、「私がトッテナムのところに行って、彼らの主力選手2人を奪って戦力ダウンさせるなんてことができると思うかい? それは無理だ。そんなことはアーセナルやチェルシーに対してもできない」と語り、バイエルン流の補強術はイングランドでは通用しないとの考えを示した。

 モウリーニョ監督いわく、イングランドでは資金力のあるクラブが複数存在するため、主力選手を引き抜いて他チームの弱体化を図ることが難しいとのこと。「金を持っているクラブから選手を獲得できるとしたら、そのクラブで必要とされていない選手だけだ」というモウリーニョ監督の言葉は、イングランドとドイツの勢力図の違いを考える上でも興味深い。

(記事/Footmedia)

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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