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チェルシー移籍が噂されるレアルFWモラタ、鍵を握るのはアトレティコ?

2017.02.06

去就に注目が集まるレアル・マドリードFWモラタ [写真]=Getty Images

 ここに来てチェルシーへの移籍話が再燃しているレアル・マドリードのスペイン代表FWアルバロ・モラタだが、地元のライバルであるアトレティコ・マドリードがその鍵を握っているという。

 モラタは昨夏、ユヴェントスに対して買戻オプションを行使したレアル・マドリードに3シーズン振りに復帰した際、チェルシーからオファーを受けたものの断りを入れた経緯がある。

 これに対し、昨夏は獲得に失敗したチェルシーだが、スペイン代表FWジエゴ・コスタが今シーズン一杯で退団する可能性があるため、今夏もモラタにアタックすると見られている。

 そして、レアル・マドリードで希望通りの出場機会を得られていないモラタも、チェルシーからの再オファーを今回は受ける意思があると見られている。

 だが、モラタの移籍はレアル・マドリードチェルシーの間だけでは完結せず、アトレティコ・マドリードの動向が絡んで来るという。というのもアトレティコ・マドリードは、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが噂通りマンチェスター・Uに移籍する場合、2013-14シーズンまでプレーしたD・コスタをチェルシーから復帰させると見られているからだ。

 すなわち、グリーズマンのアトレティコ・マドリードからマンチェスター・Uへの移籍、それに伴うD・コスタのチェルシーからアトレティコ・マドリードへの移籍があって、モラタのレアル・マドリードからチェルシーへの移籍は進展するということになる。

 とはいえアトレティコ・マドリードは、FIFA(国際サッカー連盟)から科されている今夏の移籍市場までの補強禁止処分が軽減されない限り、グリーズマンの放出は可能だがD・コスタの獲得は不可能となる。それゆえ、控訴中のCAS(スポーツ仲裁裁判所)による最終判決が、今後の行方を左右することは間違いない。

 また、当然ながらレアル・マドリードの来シーズンのチーム構想も、モラタの移籍に大きく関係する。レアル・マドリードは、今夏の移籍市場ではドルトムントのガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンやユヴェントスのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラを補強の目玉として考えており、このうちどちらかを獲得することが出来れば、モラタの放出は加速することになりそうだ。

文=北村敦

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