モウリーニョ監督(左)とオーウェン氏(右)の間で舌戦が勃発した [写真]=Getty Images
マンチェスター・Uを率いるジョゼ・モウリーニョ監督と元イングランド代表FWのマイケル・オーウェン氏が、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチを巡って舌戦を繰り広げた。14日付のイギリス紙『デイリーメール』が報じている。
事の発端はオーウェン氏の発言だった。イギリスメディア『BTスポーツ』で解説者を務めるオーウェン氏は先日、マンチェスター・Uが今夏に35歳のイブラヒモヴィッチを獲得したことについて、「短期的な解決策にすぎない」と述べたのだ。
すると、『BTスポーツ』のインタビューを受けたモウリーニョ監督は、オーウェン氏の選手時代の成績を持ちだして反論。「ズラタンは1シーズンで、オーウェン氏がマンチェスター・Uで過ごした3シーズンの総ゴール数を上回るだろうね。オーウェン氏は3シーズンで計17ゴールだ。ズラタンはたった半年でその数字に並ぼうとしている。だから彼を獲得したのは悪い選択ではなかったね」と、14日のプレミアリーグ第16節クリスタル・パレス戦で今シーズンの公式戦14ゴール目を決めたエースの存在価値を強調した。
すると、今度はオーウェン氏が反撃。「監督という人種は怒りっぽいものだね」と返答すると、「私は、ズラタンの獲得は長期的に考えた補強ではないと言ったのさ。ちょうどロビン・ファン・ペルシーを獲得した時のように、1、2年だけを見越して獲得した戦力ってことだよ。でもマンチェスター・Uは、いつか次のウェイン・ルーニーを見つけなければならない。18、19歳ぐらいの有望な選手を獲得するか、自前で輩出するかしないとね」と自身の発言の真意を説明した。
さらにオーウェン氏は、モウリーニョ監督に指摘されたゴール数に関して、「私のゴールの方がマンチェスター・Uにとって価値があると思う。なぜなら私の給料はズラタンの週給の10パーセント程度だったからね」と冗談を交えながら回答。モウリーニョ監督の鋭い指摘にも動じることなく、巧みな切り返しを披露している。
(記事/Footmedia)
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