FOLLOW US

イギリスで“5歳の選手”が誕生 脳腫瘍の少年へクラブが異例の決断

2016.11.10

ロッチデールAFCが公式戦で5歳の少年をベンチ入りさせた [写真]=Getty Images

 ロッチデールAFC(イングランド3部所属)が公式戦で5歳の少年をベンチ入りさせた。クラブ公式HPが伝えている。

 ロッチデールAFCは、イングランド3部リーグと4部リーグのチームが参加するEFLトロフィーに参加している。同カップ戦のグループリーグ第3節ハートルプール(イングランド4部所属)戦を前に、クラブは9日に5歳のジョシュア・マコーマック君をベンチ入りさせることを公式HPを通じて発表した。

 同サイトによると、このマコーマック君はロッチデール出身で、昨年に脳腫瘍であることが判明。今年9月には末期状態にあると診断されたという。

 そこで今回、クラブはマコーマック君を励ますために、異例のベンチ入りを決断。もちろんこれは、クラブ史上最年少でのベンチ入りとなっている。この措置によって、マコーマック君は治療のためスタジアムへ足を運ぶことはできなかったが、試合前のロッカールームではマコーマック君に与えられた背番号「55」が掲げられたようだ。

 なお、試合はロッチデールAFCが2-1で勝利。翌10日には選手やスタッフがマコーマック君のもとを訪れ、ハートルプール戦のスコアシートやユニフォームをプレゼントするという。

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

SOCCERKING VIDEO