2016.10.25

ヘディングが記憶障害を起こす? 脳への悪影響が英の大学研究で判明

イギリスではヘディングによる脳への悪影響について研究されてきた [写真]=Getty Images
サッカー総合情報サイト

 ヘディングのし過ぎが脳機能に著しい影響を与え、24時間以内の記憶に障害をもたらすことが研究によって明らかになった。イギリスメディア『BBC』が23日付で伝えている。

 イギリスのスターリング大学で行われた研究成果が学会誌『EBioMedecine』に発表され、ヘディングを20回した後には脳機能に重大な変化が起きていることが判明した。

 通常のヘディング練習と同様の状況を再現した後に選手たちの記憶テストを行うと、記憶機能が41パーセントから67パーセントに低下していたことが明らかになった。この研究により、脳震盪など臨床的対応が必要とされるダメージを除いた脳への悪影響が初めて確認された。

 共同研究者の神経病理学者のウィリー・スチュワート博士は「今回の調査結果は、(ヘディングが脳機能に与える)24時間以内の短期的影響に関する科学的根拠を与えてくれた。もし私が水曜に試験を受ける子どもを持つ親だとしたら、火曜のサッカー練習を止めさせるように提案するだろう。水曜に行われる試験でうまくやって欲しいからね。記憶の回復には24時間かかるため、もし明日までに大事な用事があるならサッカーをするべきではないと思う」とコメントしている。

 また、10歳以下の子どもを対象にヘディングの禁止令を施行したアメリカの事例を引き合いに出しつつ、元スコットランドサッカー協会会長のゴードン・スミス氏は「特定の年齢に達するまで、少年・少女のヘディングを規制することを検討している。最近では、サッカーのミニゲームでさえ空中戦が日常的だ。小さい子どもが脳への後遺症を抱える懸念を払拭するため、ヘディングをする年齢層を制限するべきだろう」と語っている。

 さらに、最近イギリスで懸念が高まっているヘディングと若年性認知症の関連について、認知神経科学者のマグダレナ・レッツワート博士は「アマチュアやプロのヘディング練習において、脳の記憶機能が著しく阻害されることが判明した。今回確認された影響は短期的なものだが、サッカーのヘディングを繰り返すことで長期的に脳への障害が起こりうると考えている。世界中でこのスポーツに関わる人々が、(ヘディングが与える)脳への長期的影響を認識していくことが大事だ」と語り、ヘディングの長期的悪影響について警鐘を鳴らしている。

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