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中国へ出発したマンU、積極的に市場拡大へ…ツアー目的は「スポーツ振興」

2016.07.22

中国での熱烈な歓迎に応じるマンチェスター・Uのモウリーニョ監督 [写真]=Man Utd via Getty Images

 今夏に中国ツアーを開催するマンチェスター・Uは、市場開拓に向けて中国でのサッカー振興にも積極的に関わっていく意向のようだ。イギリス紙『ガーディアン』が20日付で報じている。

 マンチェスター・Uの新指揮官に就任したジョゼ・モウリーニョ監督は、スタッフとともに中国行きの飛行機のエコノミー席に乗り込んだ。30席あるビジネスクラスシートの内の25席は選手たちによって埋まってしまっていたため、監督やコーチ陣はエコノミー席しか空いていなかったようだ。

 中国ではサッカー人気が爆発的に上がっており、なかでもマンチェスター・Uは最も人気があるサッカークラブの一つである。同クラブでアジア太平洋局長を務めるジェームズ・レイグル氏は「中国の投資家や富豪はサッカークラブに注目してきており、この傾向は続くだろう。マンチェスター・Uについて詳細に語ることはできない。我々は上場会社だからね。ただ、ここでの我々の主な目的はスポーツ振興にある」とコメントしている。

 続けて、中国サッカー界でマンチェスター・Uが果たすことができる役割について、「スポーツ施設の増設、コーチ陣の強化、ユース教育の充実、政府や地元企業との連携などがこれからの課題となっていく。投資とは別に、我々の経験が彼らの助けとなるだろう。香港にはマンチェスター・Uのコーチが関わっている27のスクールがすでにあり、似たような機会を中国でも提供できると考えている」と語っている。

 さらに、昨年9月に負った大ケガによる長期離脱から10カ月ぶりに復帰したイングランド代表DFルーク・ショーは、「中国のファンは熱狂的と聞いているので、ここに来て試合をするのを本当に楽しみにしていた。プレーでファンを楽しませるのが待ち切れないよ。同時に、僕たちは新しい指揮官に自らの実力を印象づけなければならないし、開幕の先発イレブンに選ばれるために全力を尽くさなければならないけれどね」と話している。

 マンチェスター・Uは同ツアーで、22日に日本代表MF香川真司が所属するドルトムント、25日に宿敵マンチェスター・Cと対戦する。新シーズンに向け準備を進めるモウリーニョ監督にとっては、およそ1週間のツアーで選手の状態を近い位置で把握できるため、良い機会になるはずだ。

 中国から帰国した後は、7月30日にスウェーデンのヨーテボリでガラタサライとプレシーズンマッチを行い、8月3日にエヴァートンとのルーニー顕彰試合に臨む。そして同7日には、FAコミュニティシールドで日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターと激突。同14日にアウェーでボーンマスとの2016-17シーズン・プレミアリーグ開幕戦を迎える。

By サッカーキング編集部

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