2007年から2012年までバレンシアに在籍していたマタ [写真]=Getty Images
バレンシアニスタ(バレンシア・サポーター)は、かつてのアイドルの復帰を求めている。今夏の移籍市場で、バレンシアニスタが最も獲得して欲しいと望んでいる選手はマンチェスター・Uに所属するスペイン人MFフアン・マタのようだ。スペイン紙『アス』が報じている。
マタは2007-2008シーズンから11-12シーズンまでバレンシアに在籍し、2008年にはチームをコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)優勝に導いた。サポーターは彼との甘美な思い出を忘れておらず、マタの(バレンシアのホームスタジアム)メスタージャへの帰還という意味のハッシュタグ「#MataVuelveAMestalla」をつけて、ツイートを行っている。
現在マンチェスター・Uに所属するマタだが、今シーズンからジョゼ・モウリーニョ監督が就任した新チームで、同選手のポジションはないと見られている。なぜなら、モウリーニョ監督はチェルシー時代にマタを戦力外とし、マンチェスター・Uへ移籍させているからだ。同監督が今夏のプレシーズンで、マタをトップチームではなく下部組織でプレーさせようとしているというニュースが出るなど、移籍が確実視されている。
そんなマタに対しては、母国スペインだけでなく、欧州の複数チームが関心を寄せているが、最も同選手を欲しているのはバレンシアニスタだろう。サポーターは、在籍時に172試合46得点52アシストを記録したチャンスメーカーの存在を忘れていないのだ。
バレンシアは、ユーロ2016制覇に貢献したポルトガル代表MFナニの加入が決まっている。しかし、同代表MFアンドレ・ゴメスには、フランス代表MFポール・ポグバ(ユヴェントス)の獲得から手を引いたと見られるレアル・マドリードが興味を抱くなど、退団の可能性が取り沙汰されている。さらに、元スペイン代表FWアルバロ・ネグレドはイングランドのミドルスブラ、アルゼンチン人FWパブロ・ピアッティはエスパニョールへの移籍が迫っており、アタッカーの補強が必要とされている。
バレンシアニスタの望みどおり、マタはメスタージャに帰還するのだろうか。
By サッカーキング編集部
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