フランス代表としてユーロ2016を戦ったウェストハムMFパイェ [写真]=Getty Images
ウェストハムがクラブに所属するフランス代表MFディミトリ・パイェを、移籍市場で他クラブへ放出しない考えを強く持っている。12日付のイギリス紙『デイリーミラー』が報じた。
ユーロ2016に開催国フランス代表の一員として出場したパイェ。6月10日に行われたグループステージ第1節のルーマニア代表戦で試合終盤に鮮烈なミドルシュートをゴールへ突き刺し、チームを勝利に導くと、その後もチームをけん引。結局、大会全7試合に出場し3ゴールを記録した同選手は、ユーロ2016のベストイレブンへ選出された。
この活躍で一気にビッグクラブの注目を集めることとなったパイェ。しかし同紙によると、ウェストハムのデイビッド・サリバン共同会長は同選手を絶対に放出しない考えを持っている模様。「ビッグクラブが彼を欲しがっているが、彼は売らない。彼の価値は1億ポンド(約135億円)だ。たとえ彼の年齢でもね」とコメント。29歳というパイェの年齢にもかかわらず高い移籍金を設定することで、放出を阻止しようと目論んだ。
昨年6月にウェストハムと2020年6月30日までの5年契約を締結してクラブへ加入したパイェ。当時の移籍金は1070万ポンド(約14億円)となっており、1年間でその額を9倍以上に増大させたこととなった。
サリバン共同会長は現在週給12万5000ポンド(約1700万円)を支払っているパイェに対し、クリスマスまでクラブへとどまった場合に週給15万ポンド(約2020万円)のクラブレコードとなる額を提示する準備を整えているという。夏の移籍市場が閉じるまでおよそ7週間。パイェの動向から目が離せない。
By サッカーキング編集部
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