複数クラブから熱視線を集めているリカルド・ロドリゲス [写真]=Bongarts/Getty Images
アーセナルが、ヴォルフスブルクに所属するスイス代表DFリカルド・ロドリゲスの獲得を画策しているようだ。イギリス紙『エクスプレス』が8日付で伝えている。
ヴォルフスブルクでブンデスリーガ通算125試合、スイス代表として37試合の出場経験を持つ23歳のR・ロドリゲス。ブンデスリーガ屈指の左サイドバックとして充実のパフォーマンスを見せる同選手に、アーセナルが関心を示しているようだ。
R・ロドリゲスはヴォルフスブルクと2019年までの契約を結んでいるが、アーセナルは契約解除金1900万ポンド(約29億4000万円)を払う用意がある模様。報道によると、リヴァプールやレアル・マドリード、ドルトムントといったクラブも関心を寄せているようで、激しい争奪戦になると予想されている。
また、5月25日にボルシアMGからアーセナルへの移籍が発表されたスイス代表MFグラニト・ジャカは、R・ロドリゲスと親交が深い。ともにユーロ2016に臨む同国代表メンバーにも名を連ねているが、両選手は同部屋だという。R・ロドリゲスがアーセナルに移籍するという噂について、ジャカは「移籍が実現するとすれば素晴らしいことだ」とコメントしている。
R・ロドリゲス自身は去就について、ヴォルフスブルクの残留を「ありえないことではないが、非現実的な選択肢」と表現。今夏での同クラブ退団が決定的とみられている。同選手は10日に開幕するユーロ2016へ集中することを望んでいるため、去就が明らかになるのは大会終了後になる見込みだ。