2016.05.03

レスターに235億円の臨時収入?…“奇跡”の初優勝で莫大な経済効果

プレミアリーグ優勝がレスターにもたらす経済効果は計り知れない [写真]=Leicester City FC via Getty Images、Getty Images
サッカー総合情報サイト

 日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターが、クラブ創設132年目で初めてプレミアリーグ制覇を成し遂げた。奇跡の初優勝をつかみ取った同クラブは、臨時収入の1億5000万ポンド(約235億円)を得る見込みとなりそうだ。イギリスメディア『BBC』が2日付で報じている。

 2日に行われたプレミアリーグ第36節で、チェルシーとトッテナムが対戦。2-2の引き分けに終わり、首位のレスターと2位トッテナムとの勝ち点差が残り2試合で「7」となった。以上の結果、レスターのプレミアリーグ初優勝が決定した。

“チームスポーツ史上、最もありえない偉業”、“信じ難いおとぎ話”と表現されてきたレスターの大躍進。スポーツマーケティング会社のレピュコムは、レスターが優勝した際に発生する臨時収入の金額を1億5000万ポンド(約235億円)と試算している。臨時収入の内訳には、プレミアリーグの優勝賞金、チャンピオンズリーグ出場で分配される放映権料、スタジアムチケットや関連グッズの増収などが含まれている。以上の臨時収入に加え、来シーズンにはスポンサー契約料の値上がり、国際規模でのファンの増加による新規市場の開拓なども見込まれているようだ。

 レスター優勝の経済効果について、レピュコムのイギリス支社社長であるスペンサー・ノーラン氏は「クラブの商業的なポテンシャルは、世界に散らばるファンを巻き込むことで示されるだろう。世界中で急増するファンの規模を正確に試算することは現段階では難しい。例えばアジアでは、ソーシャルメディアでの盛り上がりを通してファンの急増を見て取ることができる」と、コメントしている。

 フェイスブック上でのレスターファンは今シーズンで以前の5倍以上に増加しており、世界のあらゆるスポーツチームの中で最も高い成長率だ。アルジェリア代表MFリヤド・マフレズの活躍もあり、アルジェリア人のファンが全体の16.7パーセントを占めているという。また、オーナーを務めるヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ氏とクラウディオ・ラニエリ監督の出身国であるタイとイタリアでの人気も高い。

 ノーラン氏はさらに、「レスターの商業的ポテンシャルは、オフシーズンの間に明らかになっていくだろう。スポンサー企業がクラブとの契約を巡って競争を繰り広げるからね。リーグを制覇した王者は彼らの報酬を最大化するために努力するはずだ。そのため、来シーズンのスポンサー料の増加が見込まれる。レスターの次の課題は、彼らの市場価値を最適化しながら多額の収入を生み出すこととなるだろう」と語っている。

 レスターは人件費の総額がプレミアリーグ20チーム中18位で、資金力が豊富なビッグクラブから主力選手を引き抜かれる噂が今は絶えない。

 とはいえ、世界中のレスターファンは、リーグ優勝による莫大な臨時収入を得ることで来シーズンも夢の続きを見ることを待ち望んでいる。

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