2016.04.26

レスターの大躍進に地元が大盛り上がり…没後500年の王様が幸運を運んだという都市伝説も

レスターサポ
優勝パレードの準備も水面下で始まるなどレスターの街は大盛り上がり [写真]=Getty Images
「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

 プレミアリーグ初優勝へと邁進するレスターの活躍に、レスターの街全体が沸いている。

 残り3節のうち2試合はアウェーゲームだが、そのマンチェスター・U戦、チェルシー戦はキングパワー・スタジアムでのパブリックビューイング開催が決まった。飛ぶように売れているレプリカユニフォームは「XXXLサイズ以外売り切れ」の品薄状態。英紙『テレグラフ』によれば、英雄ギャリー・リネカーの父が営む青果店が軒を連ねる市場もフットボールの話題で持ち切りで、街にある2つの大学はレスターの知名度アップにより海外留学生の増加を見込んでいるんだとか。また、レスター市役所はすでに水面下で優勝パレードの準備を進めており、規模も2部優勝時の数倍になると言われている。

 そのレスター市役所には、ここ数カ月でピーター・ソールズビー市長への面会オファーや取材依頼が世界中から殺到しているという。市長は「何か素晴らしいことがない限り、英国の地方都市がウォール・ストリート・ジャーナルの一面には載らないよ!」と喜びを露にしたが、先日、まさにアメリカの権威ある経済紙がレスターの記事をトップで掲載したのである。そこで紹介されたのは、レスター界隈でまことしやかにささやかれる「都市伝説」についてだった。

 ミラクルチームの強さが話題になる少し前、実は「レスター」の名が世界中で報じられた出来事があった。2012年9月。市内の駐車場建設現場で、レスター大学の考古学発掘チームが、527年間も所在不明だった“リチャード三世の遺骨”を発見したのである。シェイクスピアの戯曲でも知られる有名なイングランド国王はその後、15年3月にキングパワー・スタジアムからほど近い大聖堂で再埋葬された。

 その頃といえば、プレミアリーグ最下位が指定席だったレスターが、奇跡の残留、さらに今季の優勝争いへとつながる快進撃をスタートさせた時期と重なる。実は、レスター大聖堂でリチャード三世の葬儀が行われた3月26日から現在まで、フォクシーズはプレミアリーグ44試合でわずか4回しか負けていないのだ(29勝11分け4敗)。

 500年以上前の国王が、最期を迎えた地のクラブを王座に導こうとしている???。こうして、いつの日からか、そんなウワサが方々で聞かれるようになった。

「理論的には信じていないが、ちょっとだけ偶然の一致じゃないかもしれないという思いもある」

 ソールズビー市長はこう話す。根拠は何もないし、真剣に信じている人はいないだろう。もちろん、このままチームがプレミア王者に輝けば、それは間違いなく選手や監督、チームスタッフ、クラブを支え続けたサポーターが一丸となってつかみ取った努力の結晶だ。だが一方で、市長と同じような思いを心の片隅に抱いている市民やサポーターも少なからずいるかもしれない。

 信じるか信じないかは、あなた次第だ。

(記事/Footmedia)

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