
日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターが、母親を亡くしたばかりの少年を元気づけるためにホームスタジアムへの特別招待状を送った。イギリスメディア『BBC』が23日付で報じている。
27日に行われるプレミアリーグ第27節で、首位レスターは17位のノリッジをホームのキング・パワー・スタジアムに迎える。同試合のVIP席に、9歳の少年チャーリー・キーワース君が招待されていたことが明らかになった。
チャーリー君は21日に母親のサンドラさんをがんで亡くした。悲嘆に暮れるチャーリー君を慰めるためにVIP席への招待が行われた模様だ。1960年代にレスターで活躍した父親を持つ叔父のロブ・キーワース氏が、甥のために何かできないかと考えてクラブ関係者に連絡を取ったことで、今回の企画が実現したという。
同氏は自身のツイッターで、「突然の連絡だったにも関わらず、レスター・シティは母親を亡くした9歳の少年に対して丁重なもてなしを用意してくれた。レスターには心から感謝している。ありがとう」と綴った。続けて、「サッカークラブがあらゆる方面から非難されるような時代においても、レスターは親切だったし、称賛に値するクラブだ。今週は彼(チャーリー君)にとって大変な1週間だったが、ポジティブな週末を迎えられると思う」とコメントし、レスターの柔軟な対応に感謝の念を示している。