練習に参加したジェラード(左)と話すクロップ監督(右)[写真]=Liverpool FC via Getty Images
リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督は、昨シーズン限りで同クラブを退団した元イングランド代表MFスティーヴン・ジェラードの穴を埋めことができていないと明かした。同監督にインタビューを行ったイギリスメディア『スカイスポーツ』が25日に伝えた。
ジェラードは9歳から下部組織に加入し、トップチームで17年間プレーしたリヴァプールを昨シーズン終了後に退団。キャプテンとして11年間チームをけん引した同選手が抜けた大きな穴を、10月から指揮を執るクロップ監督も感じているという。
「選手たちはジェラードが抜けた穴を埋めなければならない。大きな仕事だよ。彼らは取り組んでいるが、まだまだ若い。言い訳ではなく、私は状況を説明しているんだ。私たちが向き合っている問題だよ」
夏からMLS(メジャーリーグサッカー)のロサンゼルス・ギャラクシーでプレーするジェラードは、オフシーズン中に帰国してリヴァプールの練習にも参加している。同リーグは3月に新シーズン開幕を迎えるため、短期間のレンタル移籍でリヴァプールに加入することが期待されていたが、クロップ監督は「(ジェラードと)たくさんのことを話し合ったよ。だが、公表することではない。私は楽観的な人間だが、彼には契約がある。間違いなくレンタル移籍の可能性はない。もしできるならやっていたよ」と同選手の復帰を否定した。