2003年5月のリーズ戦に出場したアンリ氏 [写真]=Getty Images
アーセナルの歴代最多得点記録を誇る元フランス代表FWティエリ・アンリ氏が、現役時代に「5年連続で得点王になる事も可能だった」と明かした。27日のイギリス紙『デイリーミラー』などが報じた。
アンリ氏は2001年から5シーズンの間に4度、プレミアリーグの得点王に輝いたが、2位に甘んじた2002-03シーズンは当時マンチェスター・Uに在籍した元オランダ代表FWのルート・ファンニステルローイ氏に1ゴール差でその座を明け渡した。
現在、アーセナルのユースチームでコーチを務めるアンリ氏は当時を振り返り、次のように話している。
「私はゴールを決める選手だったが、パサーでもあったし、ただの点取り屋ではなかった。5年連続でゴールデンブーツを取ることも可能だったが、2003年の最終節サンダーランド戦で、僕はフレディ(元スウェーデン代表MFフレドリック・ユングベリ)にハットトリックを達成させた。僕はファンニステルローイと得点王を争っていたけど、僕は3ゴールをフレディにあげたんだ。それは本気で得点王を取りたいと思う男の行動ではないだろう?」
「僕は何度も言ってきたけど、自分のゴールよりもアシストを誇らしく思う。僕は自分で獲得したPKも同僚に蹴らせていた。エドゥ(元ブラジル代表MF)がリーグ最後の試合をプレーした時(2005年)、彼にもPKをあげた。僕はあの時もジェームズ・ビーティー(元イングランド代表FW)と得点王を争っていたけど、得点王よりもエドゥに蹴らせる方が良かった。僕は決めるべき時は自分でゴールを決め、パスを出すべき時はパスを出していた」
アンリ氏は、得点王を逃した2002-03シーズンに通算23回のアシストを記録し、アシストランキングではトップだった。また、アーセナルでは通算377試合に出場し、228ゴールを記録した。
By サッカーキング編集部
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