2015.10.28

英紙がチェルシーに提言…モウリーニョを解任すべきでない理由とは

モウリーニョ
チェルシーを率いるモウリーニョ監督 [写真]=AMA/Getty Images
サッカー総合情報サイト

 今シーズン不振が続くチェルシーはジョゼ・モウリーニョ監督の解任が噂されている。しかし27日付のイギリス紙『インデペンデント』は同指揮官を続投すべきだと伝えている。

 昨シーズンのプレミアリーグ王者であるチェルシーは、24日に行われたリーグ戦第10節のウェストハム戦に敗れ、現在15位に沈んでいる。さらに27日に行われたキャピタル・ワン・カップ4回戦ではPK戦の末、ストークに敗北。ベスト16で姿を消した。

 31日に行われる第11節、リヴァプール戦の結果次第では、チェルシーのオーナーであるロマン・アブラモヴィッチ氏がモウリーニョ監督を解任する可能性が高いと噂されている。次に解任される監督を予想するブックメーカーのオッズでも、ニューカッスルのスティーブ・マクラーレン監督に次いで、二番人気となっていた。しかし、同紙はモウリーニョ監督を解任すべきではない理由を以下のように挙げている。

 第一に、大多数のチェルシー・サポーターがモウリーニョ監督の手腕を信じており、続投を望んでいるからだ。もちろん人気があるからといって戦績に関わらず無条件に信任すべきではないが、モウリーニョ監督に信頼を置くサポーターたちの声は重視されるべきだろう。

 第二に、モウリーニョ監督に代わる適切な後任候補が欠けている。後任として最も適任と目されるバイエルンのジョゼップ・グアルディオラ監督は、リーグで快進撃を続けるバイエルンとの契約を来年の夏まで残しており、シーズン途中でチェルシーの監督に就任する可能性は低い。二番目に適任とされるアトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督もシーズン中にスペインを離れる可能性が低く、また彼が掲げるチームのプレースタイルは守備的で面白みに欠けるという批判がある。カルロ・アンチェロッティ氏、フース・ヒディンク氏、ブレンダン・ロジャーズ氏も後任監督の候補に挙がっているが、不振のチェルシーをシーズン途中から立て直すことは難しく、監督を引き受けたがらないと予想される。

 第三に、モウリーニョ監督がチェルシーで残している功績は輝かしいものだからだという理由。同監督はチェルシーでプレミアリーグ制覇を3回、FAカップ制覇を1回、リーグカップ制覇を3回成し遂げており、昨シーズンもプレミアリーグを優勝したばかりだ。たった2カ月間不振が続いたという理由でモウリーニョ監督を解任するべきではなく、立て直しに要する時間やチャンスを、少なくとも来年まで与えるべきだ。

 第四に、チェルシーの不振はモウリーニョ監督のせいだけではなく、好調とは言い難いパフォーマンスを見せる選手たちもその責を負うべきだということ。審判の判定や運に恵まれずに勝ち点を落とす試合もあったものの、敗戦の多くはチェルシーの選手たちが昨シーズンほどのパフォーマンスを見せることができていないことが原因である。スペイン代表FWジエゴ・コスタなど、シーズンオフでの調整不足を告白している選手もおり、モウリーニョ監督の求心力不足だけが不振の原因ではない。

 同紙はこのように、モウリーニョ監督には情状酌量の余地がいくつかあり、アブラモヴィッチ氏は監督の解任という性急な判断をするべきではないと伝えている。

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