ストークでプレーするベゴヴィッチ [写真]=Getty Images
ストークに所属するボスニア・ヘルツェゴビナ代表GKアスミル・ベゴヴィッチの獲得を巡ってチェルシーとマンチェスター・Uが争奪戦を繰り広げることになりそうだ。4日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
チェコ代表GKペトル・チェフがアーセナルに移籍したチェルシーはすでにベゴヴィッチ獲得に600万ポンド（約11億5000万円）のオファーを提示したものの、これを却下されたようだ。
一方、マンチェスター・Uもスペイン代表GKダビド・デ・ヘアのレアル・マドリード移籍に備えGKの獲得を目指していて、チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督はマンチェスター・Uがベゴヴィッチ獲得に乗り出すことを恐れているという。
同紙によれば、数日以内に取引をまとめたいチェルシーが800万ポンド（約15億3000万円）を用意しているもののストーク側は1000万ポンド（約19億円）を求めている模様。そしてマンチェスター・Uはデ・ヘア移籍が決まればチェルシーを上回る金額でオファーを提示する構えだと伝えている。
現在28歳のベゴヴィッチは2010年からストークに在籍し、2012－2013シーズンに守護神の座を勝ち取ると同年のボスニア・ヘルツェゴビナ年間最優秀選手に選ばれている。また、同シーズンのサウサンプトン戦で開始12秒にベゴヴィッチが大きく蹴り出したロングフィードがそのまま得点となり、このゴールの距離91.9メートルが世界最長距離得点記録としてギネス世界記録に認定された。