2015.06.22

プレミアリーグトップ4、来季の補強戦略は? 監督の発言を振り返る

左からモウリーニョ、ペジェグリーニ、ベンゲル、ファン・ハール [写真]=Getty Images
ロンドン在住のサッカーライター。

文=藤井重隆

 2014-15シーズンのチャンピオンズリーグで2シーズンぶりにベスト16で全滅したイングランド勢。プレミアリーグでは就任2季目にしてジョゼ・モウリーニョ率いるチェルシーが国内リーグとリーグ杯の二冠を達成し、安定した強さを見せたが、それでも欧州最高峰の大会ではパリ・サンジェルマンに後塵を拝した。本稿では、来季に向けたプレミアリーグ4強の補強プランを監督の発言とともにおさらいする。

■チェルシー:ジョゼ・モウリーニョ監督
「今いる選手たちに満足している。毎年2、3人の主力選手を補強するのは普通のことだ。私は今いる選手たちの成長を求めているし、彼らをチームに残したい」

「昨シーズンは放出したい選手が何人かいた。夏の市場において最も重要なのは今いる選手を失わないことだ。(ディエゴ・)コスタ、(ネマニャ)マティッチ、(ブラニスラフ・)イヴァノヴィッチを上回る選手たちをどうやって見つけられるか?」

「今シーズンの我々のチームは非常に良かったし、負傷者も少なかった。リーグ38試合すべてに出場した選手が3人もいた」

■マンチェスター・C:マヌエル・ペジェグリーニ監督
「数多くの即戦力となる選手たちは他の強豪クラブも欲しがる選手たちだ。噂に挙がっている選手たちがどうなるかは分からない。我々はどの選手が必要か、どの選手がうちのチームに来られるかを吟味する」

「トップチームでポジション争いをし、実力を最大限に発揮するのは選手たちの責任でもある。チーム内の競争が激しいほど、若手選手らは厳しい状況に置かれる」

「私は我々が執ってきた過去の決断に関して後悔はない。去った選手たちがほかのチームで素晴らしい活躍を見せても気にしない。選手放出を決断したことには我々なりの理由があり、それらは正しく決断された」

■アーセナル:アーセン・ヴェンゲル監督
「我々は移籍市場で何が起こるか様子を見る。チームのいい基盤はできているし、我々は来シーズン、チャンピオンズリーグを予選から戦わなくて済むから、準備期間も持てる。我々には自信が付いたし、夏の移籍市場でも我々は知的な面を見せたい」

「アルトゥーロ・ビダル? 我々は優秀な中盤の選手を有しているし、ビダルは求めていない。(セオ・)ウォルコットが残留すべきでない理由なんてどこにもない。彼は1年間離脱していたわけで、万全な状態に戻るには時間がかかった。彼は非常に興味深い年齢に達しているし、経験も豊富だ。万全な状態にあるし、我々とともにプレーする時が来た」

「私の契約はあと2年残っているし、勝利に対する大きな飢えもある。アーセナルの調子はいいし、監督としての仕事が上手くできれば、それに越したことはない。我々は実力を証明してきたし、重圧にも対処できる」

■マンチェスター・U:ルイス・ファン・ハール監督

「この夏は6番のポジション(守備的MF)の補強が重要となる。補強の要点はもっとあるが、これは一つの例だ。マイケル・キャリックが負傷離脱した際に代役がおらず、私はアンデル・エレーラを本職ではない守備的MFの位置でプレーさせなければならなかった。同ポジションではウェイン・ルーニーも試したが、もちろん本職ではなかった」

「キャリックのような右利きの守備的MFを有していないから、そこの補強は重要となる。私の手の内を明かして過ぎてしまうことになるので、ほかのポジションについては話さない」

「夏の移籍市場は8月31日に閉まるが、私の意見としてはバカげている。移籍市場は公式戦と重なるべきではないし、シーズンに向けた調整期間のうちに終わるべきだ」

「昨年はワールドカップがあったから、多くの選手たちが合流に遅れたし、移籍期限間近に駆け込みで加入した。我々は今シーズン序盤戦を調整に当てなくてはならなかったし、そこで勝ち点を取りこぼしてしまった。次こそはもっと早い段階で補強を終わらせることを願っている」

 それぞれの監督が来シーズンに向けた補強や意気込みを口にしたが、いずれにしても今夏の移籍市場で的確な補強を行えるかどうかが、各チームの栄冠を左右する大きなカギとなるだろう。

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