マンチェスター・Uでプレーするディ・マリア [写真]=Man Utd via Getty Images
パリ・サンジェルマンが、マンチェスター・Uに所属するアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアをレンタルで獲得する動きを見せているという。9日付のイギリス紙『デイリーメール』が報じた。
現在27歳のディ・マリアは昨年8月、プレミアリーグ歴代最高額である5970万ポンド(約110億円)の移籍金でレアル・マドリードからマンチェスター・Uへ移籍。加入初年度となった今シーズンは、リーグ戦26試合でプレーするも、途中出場も多く3得点を挙げるに留まっている。
マンチェスター・Uは7日、PSVに所属するオランダ代表FWメンフィス・デパイの獲得を発表しており、ディ・マリアとポジションを争うライバルが増えると予想される。
フランスのラジオ局『RMC』によると、パリSGのナセル・アル・ケライフィ会長は、ディ・マリアの代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏との会合を4月15日に行っていたという。
また、同選手が昨夏に移籍する際にはパリSGへの移籍も噂されていたが、パリSGはFFP(ファイナンシャル・フェア・プレー)の罰則により高額の移籍金を払うことができず、破談に終わっていた。ケライフィ会長は以前「罰則がなければ、ディ・マリアはパリSGに来て、プレーしていたはずだ」と明かし、ディ・マリアも「パリSGは金銭上の問題があって、選手を買える状況ではなかったと思う。それがパリSGに行かなかった大きな理由だ」と語っており、資金面の問題さえ解決できれば、交渉が一気に進む可能性がある。