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キャリックが負傷で今季終了…マンU監督は今夏の中盤補強も明言

2015.05.09

4月のマンC戦でファンに挨拶するマンUのMFキャリック [写真]=Man Utd via Getty Images

 マンチェスター・Uを率いるルイ・ファン・ハール監督は、同クラブ所属のイングランド代表MFマイケル・キャリックが、負傷により今シーズンの残り試合に出場しないことを明らかにした。クラブ公式サイトが8日に伝えている。

 副キャプテンを務めるキャリックは、4-2で勝利した4月12日のプレミアリーグ第32節マンチェスター・C戦で終盤に負傷し、それから3試合続けて欠場していた。チームも、キャリックの欠場とともに、チェルシー戦、エヴァートン戦、ウェスト・ブロムウィッチ戦で3連敗と苦しんでいる。

 キャリックについて、ファン・ハール監督はクラブ公式チャンネル『MUTV』のインタビューで、「キャリックは出場できる状態ではない。思っていたよりもけがの状態は悪かった。やれることはやったが、来シーズンのことも考え始めないといけない。彼は今シーズンの残り試合に出場しないだろう」とコメント。

 さらに、「彼にとっても、来シーズンに向けて集中し、コンディションを整える方が良い。スタッツを見ても、彼はチームにとって重要な存在だ。だが、今のチームには、右利きのホールディングMFしかいない。それが問題で、以前から話しているようにバランスが良くない」と語ると、「それを次の移籍市場で正すつもりだ。人生は34歳で終わるわけではないが、プロフットボール選手としのキャリアは終わりに近づいている。だから、中盤のポジションについては対応を考えないといけない」と今夏の補強についても言及した。

 同じく負傷者リストに加わっていたイングランド代表DFルーク・ショー、そして北アイルランド代表DFジョニー・エヴァンスは9日に行われる今節のクリスタル・パレス戦に出場可能な状態だが、ファン・ハール監督は、エヴァンスの試合勘の鈍りを指摘した。

「エヴァンスとショーは出場可能だが、エヴァンスは試合勘が鈍っている。けがをして6週間チームを離れ、それから6週間出場停止処分を受けた。処分が明けてから再びけがをしてしまったのだからね。彼は試合勘を取り戻す必要がある」

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