2015.05.08

V・ハール監督も認める逸材…マンU移籍で合意に至ったFWデパイとは?

デパイ
PSVに所属するオランダ代表FWデパイ [写真]=VI-Images via Getty Images

 マンチェスター・Uは7日、PSV所属のオランダ代表FWメンフィス・デパイと来シーズンからの加入で合意に至ったと発表。ヨーロッパで最も才能に溢れた若手の1人として評価の高いデパイについて、クラブ公式サイトが紹介している。

 1994年2月13日、デパイはガーナ人の父と、オランダ人の母の間に生まれた。出身はオランダ南部のモールドレヒトで、地元のクラブチームVVモールドレヒトに所属した後、プロ選手になりたいという希望を叶えるため、12歳の時にPSVに加入。

 プロの道を目指すデパイに大きな影響を与えたのは、他界した祖父だったという。親愛する祖父への言葉を、本人は左腕にタトゥーとして刻み、残している―「偉大な男が、自分に大きな力を与えてくれた」。

 その後デパイは16歳の時にU-17オランダ代表に招集され、2011年に開催されたU-17欧州選手権優勝メンバーの1人となる。ドイツとの同大会決勝戦ではゴールを決め、5-2での勝利に貢献。PSVのテクニカルマネージャーを務めるマルセル・ブランズ氏は当時、同選手の成長を見越して次のように語っていた。

「メンフィスはオランダを代表する才能の持ち主だ。とても情熱的で、野心家でもある。このまま成長すれば、クラブはきっと彼とともに好成績を収められるはず」

 ブランズ氏のコメント通り、デパイはPSVで活躍を見せる。2011年9月、トップデビューとなったオランダカップのVVSBノールトウェイケルハウト戦(8-0でPSV勝利)では、開始20分以内にゴールを記録。衝撃のデビューを飾った後、PSVではトータル104試合に出場し、42ゴールを積み重ね、チームに欠かせない存在となった。特に今シーズンは、リーグ戦28試合の出場で21ゴールを決めて現在得点ランキングトップ。先月決まった7年ぶりのエールディヴィジ優勝にも大きく貢献した。

 デパイは、ルイ・ファン・ハール監督(現マンチェスター・U指揮官)がオランダ代表の指揮官を務めていた2013年10月15日にフル代表デビューを果たした。それ以降、同監督とデパイは強固な関係を築いている。

 昨夏に開催されたブラジル・ワールドカップでもファン・ハール監督から招集を受けると、オランダ代表として4試合に出場し、2ゴールを記録する活躍を見せた。当時20歳のデパイは、3-2で勝利したオーストラリア戦でゴールを決めて、ワールドカップでの同国史上最年少ゴールをマーク。それまでの記録は、1998年に開催されたフランス・ワールドカップのチリ戦(2-0でオランダ勝利)でボウデヴィン・ゼンデン(当時21歳)が決めた得点だった。

 ブラジルW杯の活躍で名前を広く知られるようになったデパイ。動きが速く、トリッキーなプレーを見せるタイプで、常にゴールを意識し、シンプルに相手の守備ラインを崩し、ゴールに結び付けるプレーまたは、相手の一瞬の隙をつくようなプレーを得意としている。ストライカーのポジションでもプレーが可能で、バイエルン所属のオランダ代表FWアリエン・ロッベンや、レアル・マドリード所属のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと比較されることも多くなった。

 そして2015年5月7日、デパイはマンチェスター・Uへの移籍で合意。移籍に関してはクラブ公式チャンネル『MUTV』のインタビューで「監督のことは良く知っているし、良い関係を築けている。夢が叶ったし、選手として成長できた証だとも思う」とコメントしており、恩師であるファン・ハール監督との絆も伺わせている。

 デパイは、シーズン後にメディカルチェックを経て、来シーズンから代表でもチームメイトのFWロビン・ファン・ペルシーや、MFダレイ・ブリントらとともにプレーすることとなる。

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