好調ぶりが数字にも表れたエジル [写真]=Getty Images
アーセナルに所属するドイツ代表MFメスト・エジルは、2013年夏に移籍金4250万ポンド(約65億円)でレアル・マドリードから同クラブに加入して以来、プレミアリーグに適応するのに失敗した「落伍者」として批判されることが多かった。しかし19日付のイギリス紙『メトロ』は、それらの批判は的外れであると報じている。
昨年のブラジル・ワールドカップでも母国の優勝に貢献したエジルは、同年10月に左ひざを痛めて長期離脱を強いられていた。しかし、同選手はリハビリの間ジムでフィジカルトレーニングに励み、今年1月の復帰後は別人のようなパフォーマンスを見せている。
データ会社『Opta』によるプレミアリーグのスタッツは、復帰後のエジルが今シーズン目覚ましい活躍を見せているリヴァプール所属のブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョよりも優れていることを明らかにした。
今シーズン、ここまでリーグ戦22試合に出場しているコウチーニョと10試合に出場しているエジル。出場時間あたりのゴール数は0.09対0.3、同アシスト数でも0.18対0.3と、エジルがコウチーニョを上回っている。
また、エジルはパスの数、決定的なパスの数、演出した決定機の数、成功したパスの数、いずれにおいてもリーグトップの数字を叩き出している。
最早エジルのことを「落伍者」と揶揄する声は聞こえないだろう。