元監督のアレックス・ファーガソン氏 [写真]=Mark Leech Sports Photography/Getty Images
2013年5月に約16年指揮したマンチェスター・Uを退任した元同クラブ監督アレックス・ファーガソン氏が、引退後の8か月間で216万5000ポンド(約3億9000万円)相当の収入を上げていたことが明らかとなった。26日のイギリス紙『デイリー・ミラー』などが報じた。
マンチェスター・Uの発表によると、ファーガソン氏は引退後、マンチェスター・Uの国際大使兼顧問役に就任したが、13年10月から昨年6月までの8か月間で非常勤として働いた同仕事の日当が10万ポンド(約1800万円)相当に上ったとされる。
一方、同じくマンチェスター・Uの国際大使を務める1966年ワールドカップ優勝を経験したボビー・チャールトン氏の昨年の収入が、ファーガソン氏の日当とほぼ同額の10万5000ポンド(約1900万円)だったことも明らかとなっており、同クラブがいまだにファーガソン氏に依存している事が浮き彫りとなった。
さらにファーガソン氏は引退後、出版した自伝が発売1週間で11万5000部を売り上げるベストセラーを記録したほか、自身が趣味として収集していた希少価値の高いワインを売却したり、UEFA(欧州サッカー連盟)の監督大使に就任したりするなどしており、その収入総額はマンチェスター・Uから受けた倍以上の額に及ぶとも報じられている。
なお、昨季終了を待たずして解任されたデービッド・モイズ前監督のコーチ陣に支払われた総額は489万2000ポンド(約8億8000万円)だったとされ、その中には違約金も含まれる。