サウサンプトンのMFエルイェロ・エリア [写真]＝Getty Images
ブレーメンから期限付きでサウサンプトンに加入したオランダ代表MFエルイェロ・エリアが、自身の再起を信じるロナルド・クーマン監督の恩義に報いる事を誓い、完全移籍を目標として掲げた。22日のイギリス紙『ミラー』が報じいている。
敵地で行われた第22節のニューカッスル戦では、2ゴールを挙げる活躍でマン・オブ・ザ・マッチに輝いたエリアは次のように話した。
「今回クーマンと初めて会った時、『いったいどうして2010年ワールドカップ決勝のスペイン戦でプレーした選手が駄目になってしまったのか？まさか突然不調に陥った訳ではないだろう！』と聞かれた。左MFを探していたクーマンは僕の事を全力で支援したいと言ってくれた。彼から僕に与えられた条件は、イングランドに着いたその日から全力で仕事をせよ、という要求だけだった」
「僕はクーマンのためならどんな高い壁も乗り越え、火の中も通り抜けられる。彼には大きな借りがある。ロナルドだけでなく彼の兄エルビン（助監督）にも借りができたし、彼は全力で協力してくれ、僕のコンディションを今のレベルまで戻してくれた。僕は再起をかけて、良いクラブ、良い監督の下でプレーしたかった。サウサンプトンとクーマンはそんな機会を与えてくれたし、一生ありがたく思うだろう」
「クーマン以外のサッカー界における人間が僕を気にかけ、なぜ僕がイタリアやドイツで不振に陥ったかを聞いて来る人はいなかった。僕はプレミアリーグで、一発屋で終わりたくないし、ここで全盛期のような結果を残したい。僕はクラブが完全移籍で獲得してくれるよう、実力を発揮するつもりだ」