2015.01.19

モウリーニョ、足を滑らしたジェラードをバカにするなとファンに懇願

ジェラード
昨季4月のチェルシーでジェラードが足を滑らせ、タイトルが遠のく失点に繋がった。 [写真]=Getty Images

 今週のイングランド・フットボール界はカップ戦ウィーク。最大の注目は、リヴァプールとチェルシーが戦うキャピタルワン・カップ準決勝だ。

 同大会は準決勝のみホーム&アウェーで争われ、20日にアンフィールド(リヴァプールの本拠地)で、27日にスタンフォード・ブリッジ(チェルシーの本拠地)でゲームを行い、両雄がウェンブリー行きの切符を奪い合う。

 そんなライバル同士の大一番を前に、チェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、自軍のサポーターにある“お願い”をした。それは敵軍のキャプテン、スティーヴン・ジェラードに対する誹謗中傷のチャントをやめることだ。

「彼に相応しいリスペクトを示してほしい。ジェラードはリヴァプールとプレミアリーグの伝説的プレーヤーであり、私が常に賞賛し、尊敬してきた相手だ。うちのファンは、私が好きではないチャントを歌う。私は本当にあれが好きじゃない」

 思い出されるのは昨年4月の対戦。なんでもない横パスを受けたはずのジェラードが足を滑らせ、相手FWデンバ・バにボールをプレゼントしてしまったことがチェルシーの決勝ゴールに繋がり、さらにはリヴァプールを悲願のタイトルから遠ざけた。

 英雄のスリップはリヴァプール・ファンにとって悲劇だったが、ライバルクラブのファンからすれば、それは“格好のネタ”でしかなかった。

 チェルシー・ファンはその後、アンフィールドで歌われるジェラードのチャントを替え歌にし、スリップ事件を揶揄するようになった。昨年11月8日にプレミアで対戦した試合でも、青い群衆からはこのチャントが聞かれている。

「数回だけなら楽しいジョークだが、何度も何度も歌う必要があるとは思えない。特に、彼のような尊敬に値する選手に対してはね。あれを必要としないくらい、我々にはたくさんのチャントがあるはずだ」

 モウリーニョ監督はジェラードの“大ファン”だ。2005年にはジェラードをブルーに染める寸前までいき、2010年のレアル・マドリード監督就任時にもラブコールを送っている。

 一方で、過去の獲得失敗を惜しみつつ、同時に「リヴァプールに対しては絶対に得点しないという彼のセリフが好きなんだ」とも語り、クラブへの忠誠を守ってきたジェラードへの敬意を示している。だからこそ、傷口に塩を塗るようなチャントに対して「ノー」を突きつけたのだろう。

 なお、イギリス紙『ミラー』のサイトでは、チェルシーのファンに向けて「モウリーニョのお願い通り、ジェラードのチャントをやめますか?」というアンケートが行われた。結果は1月19日時点で、「やめる」が55パーセント、「やめない」が45パーセントとなっている。

 果たしてモウリーニョ監督の願いは届くのか。ジェラードを前にした青いサポーターたちの反応に注目だ。

(記事/Footmedia)

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