マンUルーニー、監督の戦術を称賛「カウンターで弱い部分を突けた」

　マンチェスター・Uに所属するイングランド代表FWウェイン・ルーニーは、22日に行われたプレミアリーグ第12節の敵地エミレーツでのアーセナル戦で、ルイ・ファン・ハール監督から指示された戦術を完璧に実行できたと語った。クラブ公式サイトが同日に伝えている。

　マンチェスター・Uは試合の大半で守勢に回ることを強いられながらも、イングランド代表DFキーラン・ギブスのオウンゴールで均衡を破ると、カウンターからルーニーが追加点を奪取。フランス代表FWオリヴィエ・ジル―に1点を返されたものの、プレミアリーグでの順位を4位に浮上させる大きな勝ち点3を獲得した。

　試合後ルーニーは、イギリスメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、「とても重要な勝利になった。特に前半は、相手の攻撃を耐えないといけない時間帯もあった。ただ、僕らはカウンターから活路を見出せるとわかっていた。相手はカウンターに弱いので、その部分を突けた」と勝利を振り返った。

　さらに同選手は「運もあったけれど、GKが素晴らしいプレーをしてくれたよ」と、スペイン代表Gkダビド・デ・ヘアを称賛。「それに、僕らも良い形でゴールを決められた。難しい試合だった。相手は自分たちよりもポゼッションで優位に進めていたけれど、カウンターから崩せた。それがゲームプランだったんだ」とファン・ハール監督のプラン通りだったとコメント。そして次のように攻守で意識していたことを明かしている。

「出来るだけ守りに人数をかけないといけなくなるとは思っていたから、チームは最終ラインを5人で守った。僕自身もそうだし、マイケル（・キャリック）、（マルアン・）フェライニにも中盤での経験があるから、守備をしっかりやろうと思っていた。上手くいったと感じたよ」

「カウンターになればロビン（・ファン・ペルシー）、アンヘル（・ディ・マリア）、それに僕の得点力が生きるとわかっていた。後半に良い効果が表れたと思う」

　マンチェスター・Uは、この勝利で4位に浮上。試合日程が過密となる12月を前に、首位チェルシーとの勝ち点差は13となった。ルーニーは勝利に興奮するよりも、目の前に迫ったハル・シティ、ストークとのホームゲームで勝ち点3を勝ち取ることに集中している。

「目の前の試合に集中している。今シーズンは良くも悪くもないスタートだったから、これから良い流れに乗って、クリスマス後にチームの現状を評価したい」

「これからホームで2試合が続く。僕らは2試合とも勝てると思っている。これから良い勢いに乗ってニューイヤーを迎えたい。そのためにも、今日の勝利は大きかった」

　　マンチェスター・Uは29日に、プレミアリーグ第13節でハル・シティと対戦する。