今シーズンからマンチェスター・Uを率いるファン・ハール監督 [写真]=Getty Images
マンチェスター・Uを率いるルイス・ファン・ハール監督が、26日にホームで行われたプレミアリーグ第9節チェルシー戦の前日に、試合に臨む18人中17人がリーガ・エスパニョーラ第9節のレアル・マドリードとバルセロナの“クラシコ”(3-1でレアルが勝利)を観戦したことに驚きを示した。26日のイギリス紙『デイリーメール』などが報じた。
ファン・ハール監督はチェルシーと1-1で引き分けた試合の直後、次のように話した。
「我々はロウリー(チームホテル近くのショッピングモール)に行き、テレビがあったから私はクラシコを後半から観た。(チェルシー戦に選出した)18人中17人が一緒に観戦した。あのような経験は初めてだった。今のチームにはスペイン人がたくさんいるからね」
さらに同監督は「一緒にいなかった1人の選手については言わないが、クラシコの試合の質は高かった」と観戦した試合の感想を述べており、「私は選手たちに『バルセロナはヘラルド・マルティーノ体制で前からプレスをかけていたが、ルイス・エンリケ体制では後ろからプレスをかけているというのが見て取れる』と言った」と、選手たちに両チームの戦術を解説したことを明かした。
そして、「レアル・マドリードも後ろからプレスをかけ、自陣に引いて非常にコンパクトにプレーしていた。レアルが逆転ゴールを決めた時、バルセロナはコンパクトなプレーを継続しなかったため、試合はあれで終わったようなものだった。そこが致命的な差だった」とクラシコを分析している。