マンUへの移籍寸前だったことを明かしたロナウジーニョ [写真]=Getty Images
アトレチコ・ミネイロに所属する元ブラジル代表FWロナウジーニョが、かつてマンチェスター・Uに移籍する寸前まで交渉が進んでいたことを明かした。イギリス誌『FourFourTwo』が4日にロナウジーニョのコメントを伝えている。
2003年、パリSGに所属していたロナウジーニョは、バルセロナとマンチェスター・Uの両クラブからオファーを受けていた。結局はバルセロナへの移籍を決断することになった同選手だが、移籍を決断するまでマンチェスター・Uへ行く可能性が高かったことを明かしつつ、バルセロナ移籍を決断した理由について語った。
「マンUに行く可能性の方が高かったね。あと48時間で決まるというところまでいったんだ。だけど、マンUからのオファーを受ける前に (2010年7月から2014年1月までバルセロナの会長職を務めた) サンドロ・ロセイと話す機会があった。当時のロセイは僕に、会長になったらクラブに来てくれないかと尋ねてきたんだ。僕はイエスと答えたよ」
「ロセイと話したとき、マンUとの契約は詳細を詰めるだけだった。その後、ロセイは会長選挙で勝ちそうだと伝えてきたんだ。僕は、彼との約束を守るためにバルサ移籍を選んだんだ。即決だったよ。僕はマンUにも、そのことを伝えたんだ」
結局、ロセイは2003年に行われたバルセロナの会長選挙では敗北したものの、副会長に就任した。そうした結果になったものの、ロナウジーニョにはバルセロナ移籍を決断したことに後悔はないようだ。
「今でも正しい決断だったと思っているよ。ブラジル人はバルセロナと相性が良いからね。僕たちの歴史が、そのことを証明している。ピッチ内外を問わず、こんなに楽しい生活を送れるクラブなんて他にはないよ」
ロナウジーニョは2003-04シーズンに、2年間在籍したパリSGからバルセロナに移籍。2007-08シーズン終了後に、ミランへ加入するまでの5シーズンで、リーガ・エスパニョーラで2度、チャンピオンズリーグで1度の優勝を経験している。
(記事/超ワールドサッカー)