CL準決勝に臨むモウリーニョ「90分間、選手は監督よりも重要」

　30日に行われるチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグで、チェルシーとアトレティコ・マドリードが対戦する。

　敵地でのファーストレグをスコアレスドローで終えたチェルシー。決勝進出を懸けるホームの一戦を前に、ジョゼ・モウリーニョ監督が展望を語った。クラブの公式HPがコメントを伝えている。

　モウリーニョ監督は、自身が5シーズン連続でチャンピオンズリーグの準決勝に進出していることについて、「自分の経験が重要だとは思わない」と、話したうえで、「この試合はノックアウトゲームであり、細かいことが重要になる試合だ。おそらく、1得点が違いを生む試合になる。誰もがトップレベルでプレーする必要がある試合なんだ。選手も私もそうだ。90分間、選手は監督よりも重要だ。私は選手たちを信頼している。そのことが、私が穏やかでいるための手助けになってくれる」と、試合を展望した。

　そして、「現代のフットボールは、哲学者で満ちている。フットボールを私以上に理解している人々で満ちている。すばらしい理論と哲学を持つ人々で満ちているんだ。現実は常に、現実として存在する」と、述べたうえで、「アトレティコがボールを持つ時は、我々は守らなければならない。我々がボールを持つ時は、我々は攻めなければならない。これが、私が知っているフットボールだ。相手がボールを持つなら、守備面で機能しなければならないし、しっかりと組織されていなければならない。自分たちがボールを持つ時は、自分たちの選手や相手のクオリティに従ってプレーするように、トライしなければならない」と、コメントした。