2014.04.02

チェルシーDFテリーの家族はトラブルまみれ…父は人種差別無罪も犯罪歴多数

テリー
チェルシーの主将ジョン・テリー [写真]=Getty Images
ロンドン在住のサッカーライター。

文=藤井重隆

 2013年3月に人種差別容疑で起訴されていたチェルシーの元イングランド代表主将、DFジョン・テリーの父テッド氏が無罪放免となった。

 ジョン・テリー自身も2012年9月に人種差別問題によりイングランド代表からの引退を強いられた経緯があるが、テッド氏も昨年3月にパキスタン人男性に人種差別的発言をし、暴力を振るった容疑にかけられていた。

 テッド氏は最終裁判で、被害者のタラフェア氏が主張する差別発言や暴力を否定した上で、「私は『失せろ』みたいなことは言ったが、差別的な言葉は使わなかった」と、改めて主張。

 5日間におよんだ裁判を終え、勝訴に涙を浮かべたテッド氏は次のように語った。

「ただただホッとしているし、過去1年間、我々は本当に辛い思いをした。本当に問題になるようなことは何もなかったと感じていたし、馬鹿げた話だった。家に帰ってジョンに電話する」

 今回の勝訴の背景にはジョン・テリーの支援で集結された弁護団にあったとも報じられた。テッド氏の弁護団は、原告側の証人が全て知り合いで裏工作をしていたことを暴いており、タラフェア氏も酔って口論になった際に「ハゲのデブ」とテッド氏に対して暴言を吐いていたことが明らかにされた。

 加えてタラフェア氏は、テッド氏がジョン・テリーの父と分かるなり、メディアに話を売ろうとしたが、警察から調査に弊害が出ると言われて思いとどまったという。

 事件当日、テッド氏はビールを約4.5リットル、タラフェア氏もウィスキーコーク(ウィスキーのコーラ割)を約2.1リットル飲んでおり、泥酔状態だったとされ、些細なケンカが大ごとになったということで相打ちに終わった。

 一方、今回はテッド氏に軍配が上がったものの、同事件の2カ月後、別件でアイルランド人男性に差別発言をしたことを認め、200ポンド(約3万5000円)の罰金処分に科された珍事が起こった。さらに前科持ちで有名なテッド氏は、2005年に暴力事件を起こして2年間の条件付き釈放、2010年には大衆紙のおとり捜査で禁止薬物コカインを売買している事が暴かれ、半年の執行猶予付きの判決を言い渡された過去がある。

 警察沙汰になったのは父だけではない。ジョン・テリーの母スー氏は2009年、当時イングランドの公式スポンサーだったイギリス大手スーパーマーケットチェーン「テスコ」で、テリーの嫁トニの母スー・プール氏と共に約800ポンド相当の万引きをしたとして起訴された。両氏は「なんでやったのか自分でも分からない」と無知を装い、罰金と厳重注意に留まった。

 また、下部リーグでプレーするジョン・テリーの兄ポールも2010年に、チームメートの婚約者と不倫し、その同僚を自殺に追いやるという事件を起こした。

 ジョン・テリーも2010年、当時の同僚で親友だったDFウェイン・ブリッジの元婚約者と不倫していたことが発覚し、当時代表主将の座を剥奪され、ブリッジとの関係も絶縁となった経緯がある。

 今シーズンはワールドカップ直前シーズンであることから、メディアではジョン・テリーの代表復帰も囁かれたが、本人だけでなく代表監督のロイ・ホジソン氏も否定したため、可能性は低くなっている。だが、スキャンダラスな元代表主将のゴシップネタは今でも大衆メディアの目を光らせている。

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