PKで決勝点を決めたジェラード(中央) [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第26節が12日に行われ、フルアムとリヴァプールが対戦した。
リーグ戦25試合を終えて15勝5分け5敗、勝ち点50で4位のリヴァプール。敵地での一戦では、スティーヴン・ジェラードやルイス・スアレス、ダニエル・スタリッジらが先発メンバーに名を連ねた。
リヴァプールは立ち上がりに先制点を献上する。8分、フルアムのキーラン・リチャードソンが左サイドを突破。グラウンダーのクロスボールを蹴り込むと、クリアを試みたコロ・トゥーレのキックがヒットせず、ゴール方向へ。オウンゴールでリヴァプールが1点ビハインドを負った。
リヴァプールの同点ゴールは41分だった。中盤でのセカンドボールにジェラードが反応すると、右足アウトサイドで前線へスルーパスを送る。反応したのはスタリッジ。相手DFの間を縫うような巧みなパスを受けて最終ラインの背後を取ると、ペナルティーエリア内でGKとの一対一を冷静に制した。試合は1-1でハーフタイムを迎えた。
後半、勝ち越し点を挙げたのはフルアムだった。63分、右サイドからのクロスボールが中央でこぼれたところを、リチャードソンが押し込んでゴールネットを揺らした。
再びリードを許したリヴァプールは、72分、フィリペ・コウチーニョがペナルティーエリアの手前でボールを受けると、右サイドから中央へカットイン。左足を振り抜き、ミドルシュートをゴール左隅に決めた。リヴァプールはさらに終了間際、スタリッジがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。ジェラードがゴール左隅へ決めて、土壇場で逆転に成功した。
敵地で逆転勝利を収めたリヴァプールは、勝ち点を53に伸ばした。首位のチェルシーとの勝ち点差は4に縮まっている。