モウリーニョ、新加入のDFズマは「プレミアに適した選手」

　チェルシーは1月31日、サンテティエンヌに所属するU－21フランス代表DFクル・ズマを獲得したと発表した。契約期間は5年半だが、今シーズン終了まではサンテティエンヌにレンタル移籍でとどまる。

　チェルシーのモウリーニョ監督が、ズマについて語った。クラブの公式HPがコメントを伝えている。

「彼は、ここ数年にチェルシーが獲得した数名の選手と近い人物像の若手だ。彼がプレミアリーグにとても適した選手だと思っている。もし今、我々がこの選手獲得を行わなかったなら、おそらく夏に同じことはできなかっただろう。なぜなら、他のクラブも彼に興味を示していたからね」

「彼は、サンテティエンヌの一員として、フランスのリーグで既に数シーズンの間、プレーしている。それに代表チームでは、様々な年代のグループと共に数多くの試合に臨んでいる。我々は、彼が優れた潜在能力を備えている一方で、改善する余地がかなりある選手だとわかっている。彼はフィジカル面では準備ができているし、戦術面でもそうだ」

「彼はプレシーズンに合流する。その時に、（チェルシーに）残るか、再びレンタル移籍するかを確認したい。我々が彼の将来について考える必要がある。チェルシーは良い仕事をした」

　現在19歳のズマは、サンテティエンヌの下部組織出身で、2011年にトップチームに昇格。リーグ戦通算52試合に出場し、4得点を挙げており、今シーズンは12試合に出場している。各世代別のフランス代表を経験し、2013年に開催されたFIFA U-20ワールドカップを制した代表メンバーにも選ばれている。