フランクフルトを率いるグラスナー監督 [写真]=Getty Images
フランクフルトを率いるオリバー・グラスナー監督が、ヨーロッパリーグ(EL)制覇の喜びを語った。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。
EL決勝が18日に行われ、フランクフルトはレンジャーズと対戦。57分に先制点を許したものの、67分にラファエル・サントス・ボレのゴールで追いつくと、1-1のまま90分が終了。120分でも決着はつかず、PK戦を5-4で制したフランクフルトが42シーズンぶり2度目となるヨーロッパのカップ戦タイトルを獲得した。
なお、データサイト『OPTA』によると、グラスナー監督は1983年にヨーロッパカップを制したハンブルガーSV(HSV)を率いていたエルンスト・ハッペル氏以来、欧州大会を制したオーストリア人指揮官になったという。
また、フランクフルトは今シーズンのEL全13試合で得点を記録して優勝。これは2018-19シーズンのチェルシー以来、大会史上2クラブ目に。そして、全13試合を無敗で終えたことも、2020-21シーズンのビジャレアル、2018-19シーズンのチェルシーに次いで3クラブ目の快挙となった。
グラスナー監督は試合後、ドイツメディア『RTL』で「信じられない。ヨーロッパでは13試合目だが、どの試合も負けなかった。今日は先行されてしまったけど、選手たちが今日、そして今シーズンやってきたことを説明する言葉を見つけることはできない。彼らが私の期待を裏切ることはあまりない」と選手たちに賛辞を送り、次のように続けた。
「選手たちと私の仕事は誇りに思っている。まさに私たちが考えていた試合だった。彼らはとてもフィジカルが強く、ロングボールをよく使う。私たちのPKは非常に良かった。先月から練習していたからね。今年の始まりは難しかった。選手たちは私たちが望んでいたこと、練習していたことを信じてくれた。誰もが勝つために最善を尽くしたので、私は驚いていない」
今シーズンのブンデスリーガでは11位に終わったフランクフルトだが、EL制覇を果たしたことで来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権も獲得した。グラスナー監督はCL出場権のことは考えていなかったことを明かしつつ、今は喜ぶべきだと語った。
「将来のことについて話したことはない。なぜなら、来月に何が起きるかはわからないからね。素晴らしい旅をしてきたが、それがセビージャで終わらないよう選手たちには伝えた。明日にはトロフィーを持ってホームに帰るからね」
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By サッカーキング編集部
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