バルセロナを率いるシャビ監督 [写真]=Getty Images
バルセロナを率いるジャビ・エルナンデス監督が、敗れたフランクフルト戦を振り返った。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。
ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝セカンドレグが14日に行われ、バルセロナはホームでMF長谷部誠とMF鎌田大地が所属するフランクフルトと対戦。4分にPKから先制点を奪われると、36分にも追加点を奪われ2点差に。さらに、67分には鎌田のアシストからフィリップ・コスティッチに追加点を許し、3点差とされると、後半アディショナルタイムにセルヒオ・ブスケツとメンフィス・デパイのPK弾で2点を返したものの、2-3で試合終了。2試合合計3-4でEL敗退となった。
公式戦16試合ぶりの黒星を喫したシャビ監督は試合後、「最後にいくつか勇敢なプレーをしようと試みたが、それだけでは不十分だった。ベストな方法でプレーすることはできなかったし、実際に今夜は良くなかった。彼らはカウンター攻撃が良く、2得点目は素晴らしいゴールだったが、あれは私たちの愚かなミスから生まれたものだった」と不十分なパフォーマンスであったことを認めた。
「何度も何度も彼らに痛めつけられることを許してしまった。この大会で優勝することを望んでいたのでこれは大きな失望だ。でも、今はフランクフルトを祝福するときだ。彼らはこれに値していた。ボールを支配することはできていたが、必要な質のチャンスを作り出すことはできなかった」
ベスト8で姿を消すこととなったシャビ監督だが、「敗退には本当に腹が立っているが、それは私たちが間違った道へと進んでいるという意味ではない」ことも強調した。
「私たちはヨーロッパと国内と両方で非常に良い試合をしてきた。人々はこれが失敗だと言いたがる。でも、そうではない。私たちの主な目標はチャンピオンズリーグの出場権を獲得することでリーガではそれに向けて順調に進んでいる。ヨーロッパは私たちに失敗から学ぶことを教えてくれる」
「精神的、肉体的な疲労を非難すべきではない。私たちはボールをうまく扱えなかったし、いくつかのチャンスを逃してしまった。重要なことは『今日はすべてがうまくいかなかったわけではない』ということだが、自分たちの基準に合った重要なことを十分にできなかった。それが敗退となった理由だ」
「私はとても失望している。私は勝者で、負けるのは嫌いだ。しかし、私は選手としてこの道を経験して、プレーのスタイルを構築してきた。この敗戦が私を止めることはない。物事を正しくするためには時間と忍耐が必要だ」
By サッカーキング編集部
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